茶道具のひとつである「帛紗」について

茶道具帛紗

茶道具のひとつに数えられる「帛紗」について、歴史や概要、茶道における役割や手入れ・扱い方を解説していきます。

「帛紗」について調べている方は是非参考にしてください。

茶道具の一つ「帛紗」の概要

茶道具の一つ「帛紗」の概要

帛紗は、茶道で用いる正方形の小さな織物のことです。

帛紗の素材には主に絹が用いられており、形は正方形です。

帛紗の三方に縫い目があり、縫い目がない部分は「わさ」と呼ばれています。

サイズによって号数がわかれていたり、茶道の流派によって使用する色、柄が異なったりするのが帛紗の大きな特徴です。

帛紗と似ているものには、袱紗があります。

袱紗も帛紗と同じ正方形の織物ですが、こちらは祝儀袋を包むときや贈り物を渡すときなどに用います。

帛紗の歴史

帛紗の歴史

帛紗は、日本で茶道が盛んに行われるようになった安土桃山時代から使われていた歴史があります。

茶道に大きな影響を与えたのが、安土桃山時代に大阪や京都を中心に活躍した千利休です。

茶道文化を大成したことで知られる千利休は、楽茶碗などの新しい茶道具や草庵茶室といった斬新な茶室のスタイルを創り出したことでも有名です。

一説によると、帛紗の寸法を考案したのは千利休の妻である宗恩と言われています。

茶道は、京都や大阪などの上方の武家社会を中心に広がります。

当時の将軍であった豊臣秀吉は、京都の大徳寺で盛大な茶会を催しました。

茶道のお点前などで用いられる帛紗は、当初は武家や公家などの上流階級が集まる大阪や京都で使われていましたが、国の中心が江戸に移った関ケ原の戦い以後は江戸でも普及するようになります。

江戸時代には茶道の家元制度が築かれ、表千家や裏千家といった各流派ごとにそれぞれ帛紗の使い方が決まるようになりました。

茶道における帛紗の役割

茶道における帛紗の役割

茶道では、濃茶、薄茶のお点前や来客に濃茶を出すときなどに帛紗を使用します。

お点前のときに使う帛紗と濃茶をだすときに使う帛紗はそれぞれ用途が異なり、色や柄なども違うものを使い分けるのが一般的です。

濃茶、薄茶のお点前の際には、帛紗を用いて茶碗や茶杓などの茶道具を拭きます。

茶道具のホコリを取り除いたり、清めたりするのがこのような使い方をするときの帛紗の役割です。

濃茶をだすときには、来客の前に帛紗を添えて茶碗を置きます。

来客は帛紗を手にとって手のひらにのせてから、上に茶碗を置いて濃茶を味わいます。

熱い茶碗を持ちやすくしたり、濃茶がこぼれて手が汚れるのを防いだりするのが、このような場合の帛紗の役割です。

茶道における帛紗の扱い方(作法)

茶道における帛紗の扱い方(作法)

茶道で帛紗を扱うときには、帛紗さばきと呼ばれる細かい作法があります。

たとえば、女性がお茶を点てる場合は、帛紗を手にもち、自分の前で広げてから三角形に折りたたむのが帛紗さばきの作法です。

茶杓などを清めるときにも、最初に帛紗さばきをしてからおこなうことが必要です。

折った帛紗は、帯の部分に携えて茶席に臨みます。

唐物の茶入れを拭く際には、帛紗を4つに折りたたんでからさらに小さくたたみ、手にもちます。

帛紗の4隅を順に手で持ち替え、三角形に折ってから布をおりたたむ四方さばきなども、帛紗さばきの代表的な作法のひとつです。

帛紗をたたむ場合は、手でもった帛紗を自分の手前で広げて小さく四角に折りたたんでいきます。

ちなみに、帛紗さばきの作法は流派によって細かい部分が異なります。

帛紗の手入れ・保管方法

帛紗の手入れ・保管方法

帛紗は基本的に洗わずに使用をします。

汚れた箇所があるときは、その部分だけを綿棒などに中性洗剤をつけてケアします。

絹などのデリケートな素材が使われている帛紗は、洗濯をすると繊維が縮んだり、毛羽立ちなどが発生したりすることがあります。

水にさらすことで型崩れがしやすくなるため、汚れが目立つときでも帛紗を洗濯機で丸洗いするのは避けたほうが無難です。

帛紗を保管する際には、ホコリなどがかからないように専用の箱に入れておくのがベストです。

使った後はすぐにしまわずに、軽く水分を飛ばしてから箱に入れましょう。

湿気がこもる場所などにしまうと、繊維にカビなどが発生する恐れがあります。

タンスや引き出しにしまうときは、乾燥剤や防虫剤などを入れておくと安心です。

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