茶道具のひとつである「茶碗」について

茶道具茶碗

茶道具のひとつに数えられる「茶碗」について、歴史や概要、茶道における役割や手入れ・扱い方を解説していきます。

「茶碗」について調べている方は是非参考にしてください。

茶道具の一つ「茶碗」の概要

茶道具の一つ「茶碗」の概要

茶道具の茶碗とは、お茶を楽しむための食器のことです。

茶碗というと、ご飯を食べる時に使うことの方が馴染みがありますが、なぜご飯を食べる食器なのに、茶碗と言うのかご存知ですか?

これは本来、お茶を飲む際に使用していた茶碗に、ご飯を盛るようになったためです。

そのため、区別するため茶道に使用する場合は「茶碗」、食事に使用する場合は「ごはん茶碗」と呼ばれるようになりました。

茶碗は茶道具の一つであり、茶道具の中でも中心的な道具です。

茶碗の歴史

茶碗の歴史

中国のお茶の歴史は古く、紀元前まで遡ります。

最初は飲み物ではなく、薬として茶葉を食べていたと言われています。

次第にお茶の楽しみ方は変化し、中国「漢」の時代頃から嗜好品として飲まれるようになったのです。

茶器としての茶碗は中国「漢」の時代に生まれ、お茶の普及とともに茶碗も広まっていったと考えられています。

そして、日本における茶碗の歴史の始まりは平安初期頃と言われ、お茶の文化と共に茶碗は日本に伝来しました。

日本にお茶を伝えたのは遣唐使である「最澄」や「空海」、「永忠」です。

当時のお茶はまだまだ貴重品で高価なものだったため、身分の高い限られた人のみが口にすることができる嗜好品でとして流通していました。

茶道として確立していくのは室町幕府の第8代将軍である足利義政の治世の頃からです。

その後、武野紹鷗や千利休らによって茶道は発展していき、茶碗を始めとした茶器などの価値が高まっていきました。

戦国時代には織田信長が領地の代わりに茶器を恩賞として使用していたと言われており、この時代から希少な茶碗は高級品でもあり大きなブームとなったのです。

こうして、茶碗は茶道のための道具だけではなく、美術品としての一面も持つようになりました。

茶道における茶碗の役割

茶道における茶碗の役割

茶道における茶碗は、お茶を飲むための器という役割を持っています。

茶道は季節を大切にするため、茶碗は茶室の中で季節感を出すという役割も持っているのが特徴です。

ただし、茶室の中で季節感を出すのは茶碗だけではあなく、お菓子や掛け軸、花入れ、茶花も季節感を出すために重要です。

これらを掛け合わせることで茶会の持つテーマや季節を表します。

その中でも茶碗は客人も必ず手にする茶器であるため、重要なポジションです。

夏は涼しさを感じさせ、逆に冬にはあたたかを感じさせることが茶碗には求められます。

その為、夏には平茶碗がよく使用され、冬には冷めにくい筒茶碗が好まれることが多いです。

また、茶碗の絵柄も季節を演出するために用いられます。

春には桜、秋にはススキといった季節を表す植物は人気があります。

茶道における茶碗の扱い方(作法)

茶道における茶碗の扱い方(作法)

茶道における茶碗の扱い方は流派によって異なるので注意しましょう。

流派によって飲む前に左右どちらの方向に何回茶碗を回すのかを事前に確認しておきます。

作法の基本としては、茶碗の正面を外すということです。

茶碗や他の茶器にも必ず正面が存在します。

茶碗の正面は一般的に絵柄が一番しっかり見え、内側の柄も見えるところです。

亭主は、茶碗の正面を客人に向けて出します。

客人は、そのまま茶碗の正面に口をつけて飲むのは失礼にあたるので注意が必要です。

亭主に対しての敬意を表すために、茶碗の正面を外してお茶を飲みます。

また茶碗を拝見するときには、できるだけ低い位置で見るのが作法です。

茶碗にも敬意を示して、落として割ることがないように低い位置で安全に見ます。

茶碗の手入れ・保管方法

茶碗の手入れ・保管方法

茶碗はお茶を注ぎ、口をつける器なので、比較的汚れやすく手入れや保管が難しい茶道具です。

まず、茶碗の表面には微小な穴が無数にあいているため、水分や汚れが入り込んでしまいます。

その為、汚れを防ぐためにはお点前の前に、茶碗に十分に水分を吸わせることが大切で、キレイな水につけて水を吸わせることで汚れをつきにくくできます。

水を吸わせることで熱による膨張で茶碗が割れることも防げるので、使用前に水を含ませることが非常に重要です。

使用後の茶碗には水分が残っているため、5日間ほどしっかりと乾燥させてから保管します。

乾燥が十分でないとカビが発生してしまうので注意してください。

そして、保管する際には通気性の良い桐箱が適しており、衝撃と湿気から守るためにも茶碗は乾いた布で包みましょう。

現在、荷物の運搬に使用されるポリエチレン素材の緩衝材は、通気性が悪いので保管の際には使用を控えたほうが無難です。

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