和楽器買取情報の目次
このページでは和楽器買取に関する様々な情報を次の目次のように紹介しています
安心して和楽器買取を
依頼する為に(目次)
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和楽器買取におけるおすすめ買取業者
まず初めに、手間をかけずに和楽器を高く安心に売る為に最も大切なおすすめの和楽器買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめの和楽器買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。
和楽器買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心に和楽器を売ることができます!
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日晃堂
日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。
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福ちゃん
福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。
和楽器の定義と種類の一覧
和楽器とは「琴」「三味線」「尺八」「和太鼓」「琵琶」などの日本の楽器のことを指しますが、実は骨董品買取でも高く売れるものが多いです!
このページでは、主に骨董品買取業者が取り扱っている和楽器の種類を一覧で紹介しています。
また、下記では各種和楽器の買取相場例を一覧で紹介していますが、詳細ページでも詳しく説明していきますので、併せてご覧ください(※順次作成中)。
和楽器の種類一覧
和楽器の買取価格の調べ方
和楽器の買取価格の調べ方は非常に簡単な方法があります。
骨董品買取業者の写真によるメール査定(無料)を利用する事で素人でも和楽器の買取価格を簡単に特定する事が可能です。
「和楽器」と言っても、形や種類は様々で、品物によって査定の難易度やポイントは大きく変わるのですが、この方法であればそんな事も関係なく和楽器の買取価格や価値を算出できます。
逆に、素人が自力で和楽器の買取価格を調べる事は厳しいです。
「和楽器」と言っても琴や琵琶、三味線など種類が膨大にあるうえ、和楽器の種類や素材ごとに査定するポイントや相場帯が異なるため、一概には言えないからです。
さて、このページでも和楽器に関する撮影ポイントを紹介していますが、基本的なメール査定方法、撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。
メール査定における和楽器の撮影方法
※さっくりとメール査定で和楽器の買取価格を知りたい方はまずは上記にもあるこちらの骨董品の買取価格を調べる方法を参考にしてください。
和楽器の種類はサイズから形状、素材や装飾も多岐にわたります。そのため、和楽器ごとの撮影ポイントは各和楽器ページで紹介し、このページでは和楽器の撮影で基本的に共通する撮影ポイントを紹介しています。(※撮影はスマホでOKです)。
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和楽器全体の撮影まず、和楽器全体の写真を撮影します。分解されている和楽器の場合はわざわざ組み立てる必要はなく、そのまま撮影すればOKです。
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付属品の撮影和楽器の箱や保管袋などの付属品も撮影します。箱の他にも、三味線では弦や撥、尺八だと露切りや尺八袋などの付属品があります。
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刻印・サインの撮影作家物の和楽器は、「作品の底部や側面」の見づらい部分にサイン(「刻印」や「掻き銘」、「落款」)があります。なければその旨を伝えます。
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和楽器の装飾の撮影和楽器の種類によっては蒔絵などで装飾が施されている場合もありますので、もし装飾があれば図柄がよく分かるように撮影しておきます。
撮影ポイントの補足説明
上記以外にも、傷や劣化に関する状態についてですが、目立つ傷は撮影し、目立たない傷については文章で「小傷あり」や「傷が見当たらない綺麗な状態です」と伝えればOKです。
とりあえず、この内容に沿って写真を送れば大丈夫です。追加で査定に必要な写真に関しては買取業者側から指示を貰えますので、とりあえず撮影して送ってみる事が大切です!
メール査定の詳細については、次のページもぜひ参考にしてください。
和楽器の買取価格例の紹介
ここでは「和楽器の買取価格がどれくらいなのか」という買取例を画像付きで紹介します。買取業者の協力も借りて買取価格を紹介をしていますが、時価にもよるものなのであくまでも和楽器買取における参考情報となります。(※なんでも鑑定団で出てくる「評価額や鑑定価値」は「買取価格」とは全くの別物です。評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)
紫檀製和琴(子持ち綾杉彫り) 和楽器買取情報
「琴(和琴)」は伝統的な和楽器のひとつで、弦が13本あるいは17本張られており、演奏する際には「琴爪」と呼ばれる爪を指に装着します。
17絃は13絃と比較して大型で、弦の数も多いため低いパートまで演奏出来るようになっています。
こちらは木材に紫檀・琴柱に象牙が使われた和琴で、古い品ですが状態も良く、買取相場としては15~20万円までも期待できます。
琴は装飾に使われる材料によってもグレードが分かれ、内部の作り(くり甲・並甲)や、彫がどうなっているか、竜舌の素材や弦の数などによっても買取価格が変わってきます。
また、琴には「箏柱」「箏爪」と象牙が使用される部品もあり、パーツだけでも買取価格が付く場合も多いです。
以下の詳細ページでは、高く売れやすい琴の特徴や買取相場なども詳しく紹介しています。
津軽三味線 紅木金細・子持ち綾杉彫り 和楽器買取情報
「三味線」は日本の弦楽器で、3本の弦が張られています。長唄、義太夫、地唄、津軽などの種類があり、中でも津軽三味線は人気のため需要が高く、平均的な買取相場も高めになる傾向があります。
三味線は「材質」「作り」によって買取相場も変動し、例えば三味線は紫檀・花梨・紅木などの素材が使われますが、この中では紅木の価値が最も高くなっており、さらに棹に「金ほぞ」という加工が施されているものは上級品として扱われます。
こちらの三味線は「紅木金細」で、さらに「子持ち綾杉彫り」という凝った彫りが施されていて、状態も加味した場合、買取相場としては20~25万円前後が期待できます。
また、三味線の「撥(ばち)」も象牙やべっ甲などの高級素材で出来ているものがあり、撥のみでも買取価格が付くような場合もあります。
琴古流尺八 和楽器買取情報
「尺八」は日本の木管楽器で、竹の筒に複数の穴が開いていて、指で押さえながら吹くことで演奏できる和楽器です。
高く売れやすい尺八の特徴としては、まず「流派の銘があるもの」や「作家物」が挙げられます。流派によって尺八の作りも若干異なり、大きな流派としては「都山流」「琴古流」の二大があります。
尺八は流派によっても希少価値が変動し、古い尺八でも10万円以上の買取価格が付くケースも珍しくなく、有名作家のものであれば高い買取価格も期待できます。
ただ、都山流・琴古流の二大流派以外にも細分化されていて、説明するとかなり長くなりますので、尺八本体に「文字」や「印」があれば、銘や作家銘である可能性が高いです。
こちらは「琴古流」の尺八で、和楽器買取での相場としてはおよそ10~15万円前後が期待できる品です。ただ、琴古流の尺八でもピンキリで買取相場も幅広く、状態や装飾の有無、作家によっても買取価格は大きく変動します。
欅製和太鼓 廣崎賢太郎(八代目周延) 和楽器買取情報
「和太鼓」も和楽器として買取できるものが多くあり、数万円~数十万円の買取価格が期待できるような品もあります。
和太鼓の買取相場は素材や種類によって異なり、例えば革は「黒牛革」のものが高級とされ、比較的買取相場は高くなります。
和太鼓に使われる木材は他にもトチやナラなど複数がありますが、高い買取価格が期待できる和太鼓は「欅(けやき)」のくり貫き造で、和太鼓の木材の中ではナンバーワンの価値を持ちます。
こちらは「廣崎賢太郎」という太鼓師が製作した欅の和太鼓で、状態も考慮すると、買取相場としては3~8万円前後が期待できます。「廣崎賢太郎」氏は襲名によって八代目周延として活躍した太鼓師で、江戸時代から続く由緒ある家柄です。
以下の詳細ページでも、様々な和太鼓の買取相場を紹介しています。
薩摩琵琶 石田不識作 和楽器買取情報
「琵琶」とは4本か5本の弦を貼り、胸にかかえて弾く弦楽器です。
現在日本では雅楽琵琶・盲僧琵琶・平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶の5種類があり、骨董品として価値を持つものであれば買取価格は高額です。
こちらの琵琶は人間国宝の「石田不識」が手掛けた薩摩琵琶で、古い品のため破損が数ヵ所ありますが、それでも買取相場としては3~8万円前後までも期待できる品です。
中には木材を全て桑で作ったものや、装飾として象牙を使用した上級品もあり、買取相場としては通常品よりも高めになるケースが多いです。
石田不識は石田琵琶店の4代目として活躍する作家で、琵琶製作の分野において2006年に人間国宝に認定されました。
また、琵琶は撥(ばち)を使って弾くのですが、その撥が本柘植(本つげ)で出来ている場合があります。もし琵琶本体がなく撥だけの状態であっても買取価格が付く場合もあるので、骨董品買取業者のメール査定(写真査定)を利用して買取価値を判断するのがおすすめです。
和楽器の買取価格が決まる要素について
和楽器の買取価格も単純に言えば「希少性の高さ」と「需要の高さ」によって決まります。この二つの要素を基準に考えるとある程度どういった和楽器の買取価格が高いのかが分かりますので、そういった和楽器の買取価格が決まる要素について紹介します。
作家物の和楽器かどうかをチェック
和楽器買取では「種類」や「流派」「作家」が買取価格に影響する場合が多いです。
特に尺八の場合は流派が重視される傾向にあり、その中でも特定の作家の名前が彫られているものは高価買取が期待できます。
有名な尺八作家(製管師)としては、3代続く「河野玉水」が居り、他にも人間国宝である「山本邦山」「青木鈴慕」などの品は高価買取が期待できます。
古く骨董品としての価値を持つ和楽器か
ほとんど流通していない高級材料や、既に逝去されている作家作品など、現在だと生産が難しいような和楽器だと希少価値は上がります。
例えば琵琶などは特に骨董品としての価値がつきやすく、古いものだと高価買取が期待しやすいです。
ただ、和楽器の種類や素材によっては経年劣化に弱いものがありますので「古ければ古いほど良い」とは一概には言えなくなっています。
和楽器の種類によっても経年による価値は異なってくるので、骨董品買取業者のメール査定を利用して確認されてみるのがおすすめです。
和楽器の作り(構造)を確認する
和楽器の中でも「和太鼓」「三味線」「琴」などは、作り(構造)によっても買取価格が変わりやすいです。
例えば三味線の場合、分解できる繋ぎ目にホゾを作り、その穴に金が埋め込まれた「金ホゾ」という加工方法があり、ないよりもあるほうが買取価格は期待しやすくなります。
また、一本の竹から作られる「延管」という尺八も価値が高いことで知られます。このように、和楽器の作りによっても買取価格は変わってきます。
その他、琴の場合は「十三弦」「十七弦」がありますが、より広い音域で演奏できるためプロ用として使われるものは主に十七弦の方で、こちらも高価買取が期待できます。
また、琴の磯部分と裏板のつなぎ目が目視では分からないように加工されているものは「くり甲」といい、価値が高いです。つなぎ目が分かるものは「並甲」といい、くり甲と比べて買取価格が劣ることが多いです。
琴の裏には穴が開いていますので、そこから目視して内部構造を確認し、もし分かれば問い合わせの際に一緒に伝えておくとスムーズです。
凝った装飾がされている和楽器かどうか
和楽器に凝った彫などが入っていたりすると高価買取も期待できます。
例えば琴の場合、弦が張っている箇所の裏面には共鳴穴が開いていて、中身の彫り方が真っすぐのシンプルなものであれば「すだれ彫」、ギザギザしていると「綾杉彫」と呼ばれ、綾杉彫の方が高価買取が期待できます。
また「子持ち綾杉彫」とは、綾杉彫りを二重にした複雑な細工彫で、より音が響くため高級な和楽器に施される場合が多いです。
三味線の場合も銅の内部に綾杉彫が施されているものは、買取価格も高額が期待しやすいです。
その他、本体に蒔絵などの装飾が施されているものだと美術品的価値も評価されますので、買取価格も上がりやすくなります。
また、尺八の場合は金継ぎや銀継ぎ、金巻などがあるものだと買取価格が高くなりやすいです。
高級素材が使われている和楽器
和楽器は、使われている素材によっても買取価格が変わることが多いです。
例えば和太鼓は「欅(けやき)」で作られるものは価値が高く、更に革も「黒牛革」が使われるものは全体的な買取相場も高額になります。
また、三味線の場合だと「紫檀」「花梨」「紅木」などの素材が使われますが、この中では紅木の価値が最も高く、高価買取が期待できます。
その中でも「紅木金細」と呼ばれる三味線には樹齢200年以上の木が使われていて、希少価値が高くなっています。
和楽器に付属品はあるか
和楽器の買取では、付属品の有無も買取価格に影響するポイントになりますので、あれば一式まとめて買取に出すことをおすすめしています。
特に作家物や有名な工房で作られた和楽器などは、箱も桐箱を使用するなど立派である場合が多く、箱や保管袋などの付属品が一式揃っていることによって買取価格も上がるケースが多いです。
付属品の点数は和楽器の種類によって変わり、三味線では弦や撥、尺八だと露切りや尺八袋などの付属品があります。
また、和楽器の付属品のみでも買取価格が付く場合があります。例えば琴の「箏柱(琴柱)」や三味線の「撥」などは、高級素材である象牙やべっ甲などが使われているものもあり、単体でも買取価格が付くことがあります。
状態の良い綺麗な和楽器かどうか
和楽器は古い品も多く、かつ演奏の実用品として使われてきたものですので、経年によって割れや傷みが生じている場合も多いです。
和楽器買取の際は状態も査定ポイントに含まれますので、もちろん傷や傷みのないものだと買取価格も期待できます。逆にダメージが多いものだと買取価格は減額になる可能性が高いです。
ただ、骨董品価値を持つ和楽器となると総じて古いものになりますし、業者によっても判断のポイントは変わりますが、ある程度の経年劣化は大目に見てくれる場合も多いです。
また、三味線を長期保管する場合、銅の皮を破いて保存することが推奨されますが、破かれていない綺麗な状態のものだと買取価格が上がりやすくなります。
ただ、破いているものも本来の保管方法としては正解ですので、全く価値がなくなってしまったというわけではありません。
「演奏会用」か「練習用」の和楽器か
和楽器には「練習用」「演奏会用(本番用)」と分かれているものがあり、演奏会用のほうが高級な素材や技法などが使われている場合が多く、高価買取が期待できます。
初心者が選ぶ「初級品」や練習用などは合成樹脂などが使われた安価な品である場合も多く、演奏会用よりも価値が下がる場合が多いです。
ざっくりと和楽器の買取価格が決まる要素を紹介しましたが、和楽器の買取価格を算出したり和楽器の価値を判断することは、鑑定のプロであっても間違える事があるほど難しい事です。
ここで紹介している和楽器の買取価格に関する考え方はあくまでも参考程度に考えて、本当に和楽器の買取価格や価値を知りたい場合は買取業者に相談する事をおすすめします。