火鉢買取情報の目次
このページでは火鉢買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください
安心して火鉢の買取を
依頼する為に(目次)
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火鉢の買取相場を一覧でご紹介
火鉢とは「灰を入れ、炭火をいけて加熱して使う暖房具」のことで、昔はストーブの代わりに使われていました。素材も様々で、真鍮や銅、鉄などで出来た金属製のものもあれば、陶磁器、木材で出来たものも多いです。
火鉢の買取価格は作風や歴史、状態によってもピンキリですので、まずはできるだけ多くの種類の火鉢買取相場を一覧で紹介していきます。
火鉢買取について流れや方法を知りたい方はこちらの「骨董品買取が初めての方へ」を、おすすめの火鉢買取業者について知りたい方は後述の「火鉢買取におけるおすすめ買取業者について」を参考にしてください。
火鉢の種類 | 状態 | 買取相場 |
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陶磁器火鉢 濱田 庄司 | 箱有 | 55000円~85000円 |
蒔絵火鉢 | 難有/箱無 | 33000円~68000円 |
九谷焼火鉢 初代徳田八十吉 | 銘有/箱有 | 11万円~13万円 |
蒔絵螺鈿火鉢 | 難有 | 8000円~15000円 |
古銅象嵌火鉢 | 銘有 | 65000円~12万円 |
火鉢 清水公照 | 銘有/箱無 | 25000円~58000円 |
現在では暖房器具の発達に伴って火鉢が必要なくなったので、今市場に出回っている火鉢は必然的に「古い中古品」が多くなります。
その中でも買取相場はピンからキリまであり、もちろん価値が付かないものもありますが、数万円の買取価格が付くような火鉢も多数存在します。
古い時代に使われていた道具ですので相応の劣化がある場合もありますが、骨董品・アンティーク品として評価され劣化を上回る価値が付く品も多いので、中古の火鉢でも一度価値を確認しておくことをおすすめします。
では、次は画像と解説付きで火鉢の買取価格についてご紹介します。
【古道具】火鉢の買取価格例の紹介
では、古道具の火鉢の買取価格について紹介します。画像付きで火鉢の買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)
【古道具】火鉢 亀文堂
こちらは、鉄瓶で有名な「亀文堂」という工房が手掛けた火鉢です。
亀文堂初代の頃は主に文人好みの文房具を制作していましたが、鉄瓶が一般的に使われるようになった幕末辺りから鉄瓶を作り始め、精巧で丁寧な仕事に定評が集まるようになりました。
亀文堂の経営は4代に渡り続きましたが、昭和20年代に入ると高級鉄瓶の需要が低くなり、ゆえに工房も閉鎖していますので、現在は昔に作られた古い品が出回っているのみです。
こちらの火鉢は特に価値が高いとされる初期の作品で、買取相場としてはおよそ20~25万円前後までが期待できる品です。
鉄瓶の亀文堂がこうした火鉢を手掛けていること・さらにこうした状態良く残っているものはかなり珍しく、希少価値の観点からも高価買取が期待できます。
【古道具】青磁火鉢 龍泉窯
陶器の火鉢にも高額な買取価格が付く場合があります。
こちらは古い中国骨董の青磁火鉢で、買取相場としてはおよそ28~32万円前後までも期待できます。かつて中国の宋~明時代に存在した「龍泉窯」という窯の作品で、当時日本にも多く輸入され、中国の陶磁器全盛時代を象徴する有名な窯です。
龍泉窯は骨董品好きなら誰もが知っているような有名な窯で、およそ10万円~30万円前後で取引されるような高級品が多く、品によっては億単位の貨幣価値に値するような高級品も存在します。
ただ、こうした古い中国陶磁器は特に真贋判定が難しく、偽物も多く流通しています。骨董品買取の場合は真贋判定も含めて査定員に一任できるので安心ですが、購入時や個人取引の際は気を付けておきたいポイントです。
【古道具】火鉢 濱田庄司
こちらは「濱田庄司」という日本の陶芸家が作った火鉢で、買取相場としてはおよそ7~12万円前後が期待できる品です。
濱田庄司は昭和に活躍した作家で、ほぼ手ロクロのみを使用したシンプルな造形と、釉を流し掛けることによる大胆な模様を用いた作品が代表的です。
1955年には陶芸民芸陶器の分野にて人間国宝に認定されており、紫綬褒章、文化勲章と複数の勲章も受章しています。
近代に活躍した陶芸家ですので、経年による劣化が見られず状態良く残っているような品も多く、全体的な取引相場としても高額になるケースが多いです。
また、濱田庄司作品としての観点から言うと、火鉢はストーブなどの普及に伴ってあまり日常的に使われない民芸陶器なので、作品としてはそれほど量産されませんでした。
ですが、皿など人気がある陶磁器になると「濱田庄司の工房物」として多数量産され、そちらは金額的には安価です。
【古道具】火鉢 中川浄益
こちらは「中川浄益」という作家が手掛けた火鉢で、買取相場はおよそ5~10万円前後が期待できる品です。
中川浄益とは、茶道具においての千家十職(千家に出入りする十の職家を指す尊称)の1家に数えられる作家です。
元々は越後で甲冑や鎧を制作していましたが、やがて茶道具の制作に励むようになり、特に金工の精巧な茶道具を得意としてきました。11代まで続きましたが、2008年に11代が没した後は空席のままです。
中川浄益は火鉢制作においてこの型を好んだようで、8代・10代ともにこのデザインの火鉢を制作しています。
【古道具】紫檀火鉢
木製の火鉢にも高い価値が付く場合があり、その場合は「木材の種類」「骨董品としての評価」「作家情報」などが加味されて買取価格が付きます。
骨董品業界でも特に有名な木材としては、紫檀、黒檀、白檀や花梨などの熱帯産の木材が挙げられます。これは昔に中国を経て輸入されていたことから、「唐木」の総称で呼ばれます。
特に紫檀や黒檀は希少な木材として知られ、そうした高級木材が使われた骨董品だと必然的に高価買取も期待できます。
こちらは「紫檀」という唐木が使われた火鉢で、買取相場としてはおよそ4~8万円前後が期待できる品です。
こちらの火鉢は表面に装飾のないシンプルな品ですが、こうした木製の骨董品は表面装飾の美しさなども査定情報として加味されるため、これ以上の買取価格が期待できる木製火鉢も多数存在します。
火鉢買取におけるおすすめ買取業者
まず初めに、手間をかけずに火鉢を高く安心に売る為に最も大切なおすすめの火鉢買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめの火鉢買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。
火鉢買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心に火鉢を売ることができます!
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日晃堂
日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。
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福ちゃん
福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。
高価買取が期待できる火鉢の特徴とは?
家の大掃除や倉庫や蔵の整理、相続などによって「中古の火鉢」「古い火鉢」などが見つかった際に「高く売れそうな火鉢かどうか」を判別するポイントをご紹介します。
これから紹介するポイントに多く該当すると高く売れる火鉢の可能性が上がりますので、気になる場合は後述しますが一度骨董品買取業者に査定依頼をすることを強くおすすめします!
単純に古そうな火鉢かどうか
火鉢だけではなく骨董品や古美術品全般に言えることですが、単純に”古そう”と感じるだけの火鉢でも、数万円以上で売れるような高い価値を秘めている可能性もあります。
そのため、基本的には価値や買取価格については専門家に査定依頼することをおすすめします。
特に火鉢は現在は需要がなくあまり生産されていないので、”ただの火鉢”というだけでも、古い時代に作られた貴重品であるケースがあります。
また、昔の骨董品の場合、現在ではあまり採れないような高級素材がふんだんに使われた品も多く、例えば象牙やべっ甲、上記でも紹介した紫檀なども挙げられます。
「ただ古そうに見えるだけ」であっても骨董品買取業者に相談するには十分な理由になりますし、買取業者側も「古そうであればまず相談してほしい」と言っていますので、専門業者で一度価値を確認しておくことを推奨しています。
火鉢に使われている素材を確認
火鉢の価値を決める重要なポイントのひとつとして「素材の価値」が挙げられます。
例えば紫檀や黒檀などの高級木材、金や銀、象牙、べっ甲、珊瑚、翡翠などの希少な素材が挙げられ、こうした希少な素材が使われている火鉢は高く売れる可能性が上がります!
また、こうした高級素材が「一部だけ使用されている」という場合も、当時の富裕層へ向けた高級火鉢である可能性がありますので、こちらも高価買取に至るケースがあります。
「作家物」の火鉢であるかどうか
火鉢の素材が真鍮や陶器、木製、銅など、あまり希少性が高くない素材でも高価買取に至る例は多くあります。
その際の査定ポイントとしては「作家物」か「骨董品としての希少価値が高い」かが挙げられ、素人でも比較的判断しやすいのが「作家物かどうか」です。
骨董品・美術品分野で人気の高い作家の作品だと市場での需要も高く、比例して高く売れる可能性は上がります。
こうした作家物かどうかを簡単に確認するには「作品に入っている銘(サイン)」や、共箱に書いている作家名を参照します。
ただ、作家物でも”あえてサインを入れていない”火鉢も多く存在します。現に、濱田庄司は作家として扱われることを望まなかったため、基本的に作品には銘が入っていません。
また、作家不明の古い火鉢に高額な値段が付く場合も多いので「作家が特定できない=価値がない」というわけではありません。
火鉢の状態(コンディション)を確認
火鉢は基本的に昔の時代に使われていた古道具ですので、見つかったときには相応の経年劣化・使用による劣化がある場合も多いです。
こうした劣化があると鑑賞の妨げになってしまう場合がありますので、やはり買取価格は減額になってしまう可能性が高いです。
逆に言えば、作られた年代の割に劣化が少ないと高価買取の可能性は上がります。
昔に作られた骨董品だとある程度の経年劣化は当たり前とも言えますし、劣化具合を上回る価値が付く品も多いので、無理な修復などはせずに現状のままで査定に出されることをおすすめします。
火鉢を入手した場所がわかるなら・・・
火鉢を含めた骨董品全般に言える事ですが、高い価値をもつ骨董品とは「然るべきルート」から見つかる場合が多くなっています。然るべきルートを簡単に挙げると、「1.骨董品収集家のコレクション」や「2.オークションや骨董市等で高い金額で購入」、「裕福な人からプレゼントされた」などです。
ですので、火鉢を見つけた際にはどういったルートを辿ってここにあるのかが確認できるのであれば確認しておくことをおすすめします。「昔に政治家の人から貰った」などなど、そういった入手ルートであれば高価買取はかなり期待できますよ!
高価買取が期待できる火鉢かどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。ですが、本当に高い価値がある火鉢かどうかの判断は専門家に判断してもらわなければ分かりません。
共箱や作家のサインがなく、ただ古そうなだけの火鉢でも専門家の査定で数万円以上の買取価格がつく事は珍しい事でもありません。
ですので、古そうな火鉢が見つかれば正しい価値を判断するためにも、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!
火鉢の買取価格の調べ方
まず、自力で素人が火鉢の買取価格を調べる事はまず不可能と言えます。
その理由は「作品知識」と「骨董品としての最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。
(当ページの前半に火鉢の買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見て火鉢の買取価格が算出できそうか試してみてください。)
しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でも火鉢の買取価格を簡単に特定する事が可能です。
このページでは火鉢に関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。
メール査定における火鉢の撮影方法
火鉢の撮影ポイントは古道具TOPで紹介している方法と共通していますので、火鉢買取でメール査定を利用する際にはこちらのページで紹介している古道具全般で共通する撮影ポイントも参考にしてください
そもそも古道具の「火鉢」とは?中古でも高く売れる?
ここでは、「そもそも火鉢とは何か」という概要と、火鉢が高く売れるかどうかについて紹介します。
火鉢とは昔に使われていた暖房器具のひとつで、中に灰を入れ、炭火を燃やして使います。暖房効果があるうえ、同時に湯沸かしや簡単な調理を行うことも出来ました。
火鉢に使われる素材は様々で、真鍮や銅、鉄などの金属製、陶磁器や木製のものなども多く作られました。
火鉢などの昔に使われていた品は骨董品・美術品として評価される場合があり、高額なものは100万円以上の値段で取引される品もあります。
今は暖房器具が一般的に普及しているので日常生活で火鉢を使う例はほぼありませんが、実用面ではなく「鑑賞用の骨董品として」集めている方も多く、高く売れる品だと数十万円単位の買取価格が付く場合も多いです。
ただ、大量生産された安価な火鉢だと買取価格が付かないものも多いのですが、そうした見極めはやはりプロに任せるのが一番ですので、価値が不明な火鉢があれば、まずは骨董品買取業者のメール査定(写真査定)を利用して買取価値を判断されることをおすすめします。
このページの上記では様々な火鉢の買取相場を紹介していますので、火鉢の買取を検討している方はぜひ参考にしてください。
他の古道具の種類一覧
火鉢以外で当サイトで紹介している古道具の買取情報は次の通りになります。
茶道具や絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。