琵琶買取に関する情報を提供するページ
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琵琶買取情報の目次

このページでは琵琶買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください

琵琶の買取相場を一覧でご紹介

琵琶の買取価格例の紹介

弦楽器の「琵琶」は骨董品買取業者でも売れる場合があり、処分するより買取に出す方が得をするケースがあります!

琵琶の買取価格は作家や状態によってもピンキリですので、まずはできるだけ多くの種類の琵琶買取相場を一覧で紹介していきます。

琵琶買取について流れや方法を知りたい方はこちらの「骨董品買取が初めての方へ」を、おすすめの琵琶買取業者について知りたい方は後述の「琵琶買取におけるおすすめ買取業者についてを参考にしてください。

様々な琵琶買取相場一覧リスト
琵琶の種類 状態 買取相場
十薩摩琵琶 石田不識作 良好/象牙装飾/書付有/ケース付 23万円~35万円
筑前琵琶 難有/象牙装飾 13000円~38000円
中国古琵琶 難有/螺鈿装飾 57000円~10万円
薩摩琵琶 傷有/台座・撥付き 42000円~77000円
平家琵琶 傷有/台座付き 11万円~17万円
楽琵琶 徳岡又右衛門作 難有/箱・撥付/書付有 40万円~65万円

琵琶の買取相場はピンからキリまでで、「琵琶の種類」「作家」「状態」「装飾」などの査定ポイントがあり、高額なものでは数十万円単位の買取価格が付く品まであります。

物や状態にもよりますが、琵琶は基本的に買取価格が付くものも多く、もし高級な琵琶であれば高く売れる可能性も十分にあるので、処分してしまう前に買取業者のメール査定などで価値を質問しておくことをおすすめします。

では、次は画像と解説付きで琵琶の買取価格についてご紹介します。

【和楽器】琵琶の買取価格例の紹介

琵琶の買取価格例の紹介

では、和楽器の琵琶の買取価格について紹介します。画像付きで琵琶の買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)

【和楽器】盲僧琵琶

【和楽器】盲僧琵琶
買取価格:2~5万円

「盲僧琵琶」とは仏教儀式をルーツとする琵琶の一種で、他の琵琶と比べてやや細見・小ぶりであることが多いです。

これはかつての僧が各地を回り、琵琶を伴奏にお経を唱えていたため、持ち運びに便利なように小さく作られています。

実は盲僧琵琶には決まった制がないため形も様々で、弦の数も流派によって異なり、筑前盲僧琵琶は四弦五柱が標準ですが、薩摩の盲僧琵琶では四弦四柱、日向盲僧琵琶では四弦六柱のものが標準です。

そのため詳しい方でないと他の琵琶との見分けが難しく、査定を受けて初めて盲僧琵琶だったと判明する場合も多いです。

こちらは経年によるヒビや傷、擦れなどが見られる盲僧琵琶ですが、買取相場としてはおよそ2~5万円前後が期待できる品です。

【和楽器】薩摩琵琶 石田不識作

【和楽器】薩摩琵琶 石田不識作
買取価格:13~18万円

こちらは「薩摩琵琶」という種類の琵琶で、状態や装飾によっても価値は異なりますが、あらゆる琵琶の中でも買取相場は比較的高めです。

18世紀に入ると武士の士気を高めるための音楽が流行し、琵琶も迫力ある大きな音が出るように求められ、盲僧琵琶の形状が変化して「薩摩琵琶」が誕生しました。

盲僧琵琶は柔らかな素材が使われることが多かったのですが、より勇ましく大きな音が出るようにと、薩摩琵琶では表裏に硬い桑の木を使い、さらには撥で叩くという打楽器的な側面も持ち合わせています

薩摩琵琶で知られるのが、石田琵琶店の職人として知られる「石田不識」氏です。木材の仕入れから徹底したこだわりを持つことで知られ、2006年には琵琶製作修理の分野にて人間国宝に認定されました。

こちらは石田不識作の薩摩琵琶で破損や弦切れなどがある状態ではあるものの、買取相場としてはおよそ13~18万円前後までも期待できます。

【和楽器】筑前琵琶

【和楽器】筑前琵琶
買取価格:4~8万円

「筑前琵琶」は明治中期ごろに作られた琵琶で、上述の盲僧琵琶と薩摩琵琶を掛け合わせ、そこに三味線の要素も取り入れて作られたものです。

本体・撥ともに他の琵琶と比べてやや小ぶりで、木材は表が桐・裏が桑であることが多いです。他にも裏材としては紫檀やケヤキなどが用いられ、弦の数は4本、柱の数は5本です。

こちらの筑前琵琶は古い品ですので経年による傷みがありますが、買取相場としてはおよそ4~8万円前後が期待できる状態です。ただ、筑前琵琶も装飾や状態によって買取相場は大きく変わります。

【和楽器】楽琵琶(雅楽琵琶)

【和楽器】楽琵琶(雅楽琵琶)
買取価格:7~12万円

「楽琵琶(雅楽琵琶)」は、7~8世紀頃使われいた古い琵琶(唐代琵琶)の形とほとんど変わっていない歴史の長い琵琶で、今でも雅楽の演奏に用いられています。

木材は表が栗で裏が花梨を使用し、日本の琵琶の中では最も大きいのですが、逆に撥は最も小さいです。四弦四柱で、膝の上で水平に構えて演奏します。

また、蝉丸は盲僧琵琶も弾きますが、こちらの楽琵琶においても知られた名手だったとされています。

こちらの楽琵琶は撥・ケースが付き、傷みも少なく美品と呼べる状態で、買取相場としてはおよそ7~12万円前後が期待できる品です。

【和楽器】平家琵琶

【和楽器】平家琵琶
買取価格:5~10万円

「平家琵琶」は、見た目は楽琵琶に似ていますがやや小ぶりで、四絃五柱が一般的です。「平家物語」を語るときに使う琵琶として有名で、木材としては表面が栗・裏が花梨あるいは桑が使われることが多いです。

平家琵琶の買取相場も比較的高額で、こちらの平家琵琶もおよそ5~10万円前後の買取価格が期待できる品です。ただ、市場での取引数もそこまで多くないため、買取価格は依頼する買取業者によってかなりばらつきがあります。

琵琶買取におけるおすすめ買取業者

琵琶買取におけるおすすめ買取業者

まず初めに、手間をかけずに琵琶を高く安心に売る為に最も大切なおすすめの琵琶買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめの琵琶買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。

琵琶買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心に琵琶を売ることができます!

  • 日晃堂

    日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。

  • 福ちゃん

    福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。

高価買取が期待できる琵琶の特徴とは?

メール査定における琵琶の撮影方法

家の大掃除や倉庫や蔵の整理、相続などによって「琵琶」が見つかった際に「高く売れそうな琵琶かどうか」を判別するポイントをご紹介します。

これから紹介するポイントに多く該当すると高く売れる琵琶の可能性が上がりますので、気になる場合は後述しますが一度骨董品買取業者に査定依頼をすることを強くおすすめします!

琵琶の「木材」に注目

琵琶の「木材」に注目

琵琶は種類や好みによって使われる木材が変わるのですが、高級木材として知られる「桑」で作られている琵琶だと、基本的に買取価格は期待しやすくなります

特に「薩摩琵琶」は表裏ともに桑の木で作られることが多い高級品で、更にサイズも大きく、全体的な買取相場としても高額な傾向にあります。

琵琶の装飾をチェック

琵琶の装飾をチェック

琵琶の中には、撥面に象牙の装飾や、螺鈿や象嵌などの細工が施されているものがあります

琵琶の査定においては、基本的には装飾の有無よりも「琵琶の種類(需要)」や「状態」「グレード(高級品かどうか)」などが優先的に重視されますが、こうした装飾があるかどうかもチェックするポイントです。

元々の価値が高くない琵琶だと、装飾の有無が査定に大きく響くことはあまりありませんが、琵琶としての完成度が高く、さらに装飾も綺麗なものになると市場での需要が見込めますので、買取価格も高額が期待できます。
また、凝った装飾の琵琶は元々が良いものであるケースも多いです。

琵琶の「作り」を知る

琵琶の「作り」を知る

琵琶のパーツで最も重要なものに、胴を形作る「槽(甲)」があります。堅い木材が用いられ、主に紫檀や花梨のような唐木が好まれます。

槽(甲)を作る際、一枚板で作られたものを「直甲(ひたこう)」、二枚接ぎ・三枚接ぎのものは「剥甲(はぎこう)」と言います。

複数を接いで作られる剥甲よりも、一枚板から作る直甲の方が高い技術が必要であるため、必然的に良い琵琶である可能性が上がり、買取価格も期待できます。

琵琶内部の構造を外側から見ることは難しいのですが、琵琶の持ち主などから「これは直甲の作りだよ」等と聞いていたら、査定の際に伝えておくことをおすすめします。

琵琶の付属品も一緒に査定に出す

琵琶の付属品も一緒に査定に出す

琵琶には「撥(ばち)」「撥さや」「琵琶台」「ケース」「予備の絹糸」などが付いている場合がありますが、こうした付属品も査定に一緒に出すことで高額査定に繋がりやすくなります

また、箱やカバーなどからその琵琶についての情報(作者や製造年など)が確認できるケースもあるため、詳細確認という面でも、琵琶と一緒に付属品も査定に出すことをおすすめしています。

琵琶の撥だけでも売れる場合がある

琵琶の撥だけでも売れる場合がある

琵琶の撥(ばち)には、柘植(つげ)や黒檀などの木が使われます。

撥は琵琶の弦をはじくことで消耗していってしまうため、そのまま使える綺麗な状態であれば評価されやすくなります。

また、象牙など高級な素材が使われている撥や、作家物の撥ならば単体でも買取価格が付く場合もあります

琵琶の状態をチェック

琵琶の状態をチェック

琵琶は木・絹糸などの天然素材で作られる和楽器ですので、どうしても経年での劣化が生じやすくなります。

骨董品となると、ある程度の経年劣化は必然ともいえますが、やはりこうしたダメージがある琵琶は買取価格が減額になる可能性が高いです。

ただ、元々の価値が高い琵琶であれば、劣化による多少の減額はあったとしても、価値がゼロになってしまうことはあまりありません。

さらに、琵琶の場合は品によっては経年の希少性なども査定ポイントに含まれますので、例え古くてボロボロの琵琶でも買取価格が付く場合も多いです。

また、琵琶の破損は専門業者に依頼することで修理は出来ますが、修理代金と買取価格が釣り合わない可能性も出てきますので、まずはそのまま査定に出してみるほうが良いです。

見つけたらすぐ買取に出す

見つけたらすぐ買取に出す

「高く売れる琵琶なら、取っておけばもっと価値が上がるのでは?」と思われるかも知れませんが、基本的に琵琶を見つけたらすぐに買取に出すことをおすすめしています。

作家物の高級品など元々の価値が高い琵琶で、数十年~100年単位で置いておき、かつ経年の割に状態が良く残っていると、価値が上がる可能性も出てきます。

ただ、元々の価値が高い琵琶だと現状のままでも十分な高価買取が期待できますし、それ以前に、湿気や乾燥で音が狂ったりカビが生えてしまうなどの 経年での劣化によって価値が下がってしまう可能性の方が高いため、あまり長年置いておくのも考え物です。

また、琵琶は「さわり」という独自の共鳴音を出すため、木材も比較的柔らかい木材を使っているため保管が難しく、定期的なメンテナンスも必要になってきます。

そのため、演奏しない琵琶ならば基本的に早めに買取に出すことをおすすめします。

琵琶を入手した場所がわかるなら・・・

琵琶を入手した場所がわかるなら・・・

琵琶を含めた骨董品全般に言える事ですが、高い価値をもつ骨董品とは「然るべきルート」から見つかる場合が多くなっています

然るべきルートを簡単に挙げると、「1.収集家や演奏家のコレクション」「2.オークションや骨董市等で高い金額で購入」「裕福な人からプレゼントされた」などです。

ですので、琵琶を見つけた際にはどういったルートを辿ってここにあるのかが確認できるのであれば確認しておくことをおすすめします。

いつ頃から家にあるか、どこで入手したか等のざっくりとした情報だけでも大丈夫なので、その琵琶について分かる点があれば買取業者に伝えておくことをおすすめします。


高価買取が期待できる琵琶かどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。ですが、本当に高い価値がある琵琶かどうかの判断は専門家に判断してもらわなければ分かりません。

ただ古そうなだけの琵琶でも専門家の査定で数万円以上の買取価格がつく事は珍しい事でもありません。

ですので、古そうな琵琶が見つかれば正しい価値を判断するためにも、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!

琵琶の買取価格の調べ方

琵琶の買取価格の調べ方

まず、自力で素人が和楽器の琵琶の買取価格を調べる事は不可能と言えます。

その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりは演奏家などで琵琶に高いレベルで精通しているプロの人か、あるいは楽器のオークションなどに出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。

(当ページの前半に琵琶の買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見て琵琶の買取価格が算出できそうか試してみてください。)

しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でも琵琶の買取価格を簡単に特定する事が可能です。

このページでは琵琶に関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。

メール査定における琵琶の撮影方法

メール査定における琵琶の撮影方法

琵琶の撮影ポイントは和楽器TOPで紹介している方法と共通していますので、琵琶買取でメール査定を利用する際にはこちらのページで紹介している和楽器全般で共通する撮影ポイントも参考にしてください

和楽器の琵琶とは?高く売れる?

和楽器の琵琶とは?高く売れる?

ここでは、「そもそも琵琶とは何か」という概要と、琵琶が高く売れるかどうかについて紹介します。

琵琶とは東アジアの弦楽器で、果物のびわを半分に割ったような形状で、四本あるいは五本の弦を張り、胸にかかえて演奏します。

日本以外にも様々な国で独自の琵琶が作られていて、例えば中国では琵琶は「ピーパ」と呼ばれていますし、ベトナムでは「ダン・ティ・バ」という琵琶があります。
日本においては、正倉院に収められている最古の琵琶「螺鈿紫檀五弦琵琶」が有名です。

日本の琵琶もいくつかの種類がありますが、特に「薩摩琵琶」は基本的な買取相場も高額で、骨董品買取でも高く売れる傾向があります。

琵琶の買取価格は「使われている木材」や「作家」「状態」など複合的な要素で決まり、中には10万円以上の買取価格が期待できるような高級品もあります。

もちろん状態やランクによっては買取価格が付きにくいものもありますが、琵琶は基本的に買取価格が付くものの割合が多いので、価値が不明な琵琶があれば、まずは骨董品買取業者のメール査定(写真査定)を利用して買取価値を判断されることをおすすめします。

このページの上記では様々な琵琶の買取相場を紹介していますので、琵琶の買取を検討している方はぜひ参考にしてください。

他の和楽器の種類一覧

和楽器の種類一覧

琵琶以外で当サイトで紹介している和楽器の買取情報は次の通りになります。

茶道具や絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。

骨董品買取業者が買取する和楽器の種類一覧

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