鍔買取情報の目次
このページでは鍔買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください
安心して鍔の買取を
依頼する為に(目次)
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鍔とは?高く売れる?
まず最初に「鍔」の概要や買取価格について紹介します。
「鍔」とは刀装具の一種で「刀」「太刀」「脇差」の刀身と柄の間に挟んである武具の事です。主に役割としては刀を握る手を守る為にあり、お互いが相手の刀を鍔で受け止めて押し合う「鍔迫り合い」とは刀装具の「鍔」の事を指しています。
さて、鍔が高く売れるかどうかですが、有名な金工師(作家)の鍔は意外と高く売ることも可能です。鑑賞用として優れた鍔は芸術価値も高い事から、刀剣ではなく「鍔」を専門としたコレクターもいる程で、単体で10万円以上の買取相場がつく事もあり、オークションでは鍔のみで100万円を超える価格で落札されている事例もあるほどです。
そして、鍔の買取においては「刀」や「太刀」とは異なり登録証は不要ですので、見つけ次第買取依頼をしても大丈夫です。
では、「鍔がどれくらいの価格で買取されるのか」、「高く売ることができる鍔の特徴」についてなど、鍔の買取情報をご紹介していきます。
鍔の買取価格例の紹介
ここからは色々な「鍔」の買取価格について紹介します。画像付きで鍔の買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)
猿回し図彫金赤銅鍔:在銘(乗意)
こちらは赤銅を素材とし、金彩が施された猿回し図が見事な鍔で、銘からもの「杉浦乗意」による鍔だと分かります。杉浦乗意とは「奈良三作」と呼ばれる奈良派でも有名な3人の金工師のうちの一人で、さまざまな鍔の作品を輩出しています。
この杉浦乗意により作られた鍔の買取価格ですが25~35万円が相場との事です。「1.高名な作家による作品」「2.状態が非常に良い」「3.作品の質も高い」と高く売れる要素もそろっており、鍔単体でこの買取価格はかなりの高額な金額です。
龍頭透かし鍔:在銘(山城國・西陣住・埋忠)
こちらは「山城國」「西陣住」「埋忠」という三つの銘が刻まれ、龍の図に彫られた透かしの鍔です。この3つの銘は「山城国に西陣に住んでいた事」と「埋忠家の金工師が作った事」を表しています。(もちろん贋作入りの銘という事もあります)
画像の在銘の鍔の買取価格は2000円~1万円位が相場との事です。この鍔は在銘ではありますが、キズや錆、欠けなどの劣化が両面で多く確認できる事からこの買取価格ですが、状態がよければもっと高い買取価格が見込める鍔との事です
金獅子図鍔:在銘(吉岡因幡介)
こちらは「吉岡因幡介」の銘が入った「鍔」ですが金の獅子図が非常に特徴的ですね。「吉岡因幡介」という銘は作家本人の名前ではなく「吉岡家の誰かが作った作品」を意味します。専門家であれば作風から「吉岡家の何代目が作った」という事も判断が可能らしいです。
さて、こちらの画像の「吉岡因幡介」の銘の入った鍔の買取価格は20万円~25万円が買取相場との事です。こちらは在銘という事もありますが、状態が非常に良いとの事で鑑定をしてもらえれば「特別保存刀装具」にも認定されるほど良かったとの事です。もし鑑定書があれば買取価格は更に上がったとの事です。
透かし彫り鍔:無銘
こちらの画像の鍔は「無銘」の透かし彫りの鍔です。緻密に彫られた鍔ですが、共箱といった付属品等は何もなく、状態に関しては良くはなく、錆や劣化も感じられる鍔となっています。
こちらの無名の鍔ですが、買取価格は3000円~10000円前後が相場との事です。鍔に限った話ではありませんが、刀剣類は無銘より在銘の方が高い買取価格が期待できますが、無銘だからと言って必ず安いわけではありません。無銘の鍔であっても実際は作家に作られた鍔で買取価格が10万円を超える可能性もあります。
雪華紋鍔:無銘?
こちらの画像の鍔は表裏の全面に金彩が施され、全体に雪の華の文様が彫られている鍔です。状態に関しては劣化や傷は確認できるが悪くはないそうで、おそらくは腕の良い金工師によって作られたのではないかとの事です。
買取価格についてですが6~8万円位が相場ではないかとの事です。こちらの画像の鍔に関しては判断材料が非常に少ない状態で判断してもらっているのですが、見た感じ銘はないが有名な金工師である「後藤家」の鍔のようにも見え、銘もどこかにあるのではないかとの事です。実物を確認でき、銘や状態についても確認する事が出来れば買取相場も倍くらいまで上がる可能性のある鍔とも聞きました。
鍔買取におけるおすすめ買取業者
まず初めに、手間をかけずに鍔を高く安心に売る為に最も大切なおすすめの鍔買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめの鍔買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。
鍔買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心に鍔を売ることができます!
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日晃堂
日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。
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福ちゃん
福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。
高価買取が期待できる鍔の特徴とは?
相続や掃除の際に倉庫や物置から鍔が見つかったという場合高く売れるかどうか気になりませんか?そんな時見つけた鍔が「高く売れそうな鍔かどうか」を判別するポイントをご紹介します。ただし、素人でも判断できる鍔の確認ポイントは少ないです。
金工師(作家)の作品の鍔かどうか
高く売れる鍔というとやはり有名な金工師(作家)によって作られた鍔かどうかが重要です。作家物の鍔かどうかは鍔自体に銘が彫られているか共箱の墨書きを確認すればよいです。
ただし、金工師の銘は読むことが難しく、またどの金工師の鍔だと高いのかどうかも分からないので、とにかく「銘の有無」か「墨書き」を確認すればOKです。正確な買取価格に関しては銘の写真を骨董品買取業者に送れば教えてもらうことができます。
彫り・絵付けが精巧かどうか
鍔は刀装具の一部として刀の品格を高めるための大切な武具もでありましたので、「精巧な彫りが施される」「龍などの絵付けが施されている」鍔があるのですが、そういった鍔は買取価格も高い傾向にあります。
彫りがなければ絶対に安いというわけではありませんが、上記のように金工師の銘を確認でき、かつ精巧な彫りの鍔であれば十分に高い買取価格を期待でしてよいでしょう。
金・銀が使用されているかどうか
買取価格例の紹介でもありますが、絵付けの際に金や銀が使用される事がありますが、鍔の場合は金や銀が使用されている方が買取価格は高くなる傾向にあります。
そして、金の使われ方も「薄く一部に塗られている」よりも「小さな彫刻がついている」「金彩で絵が描かれてる」鍔の方が買取価格はより高い傾向にあります。
付属品の有無と状態
高級な鍔は茶道具といった骨董品と同様に、共箱の中にしまわれています。ですので、共箱にしまわれた鍔であれば作家物の鍔の可能性も高くなり、高価買取もより期待できます。また、共箱自体も歴史を感じる古さや造りのしっかりしている方が良いです。
そして、「鍔迫り合い」という言葉があるように鍔は使用されていると大変傷つきやすいので、鍔の状態も綺麗かどうかが買取価格には影響します。
鍔を入手した経緯がわかるなら・・・
鍔を含めた骨董品全般に言える事ですが、高い価値をもつ骨董品とは「然るべきルート」から見つかる場合が多くなっています。鍔における然るべき入手ルートとは、「1.骨董品収集家のコレクション」や「2.オークションや骨董市等で高い金額で購入」に加え、「家系の中に身分の高い武将や大名がいた」などです。
ですので、鍔を見つけた際には入手ルートを確認しておくことをおすすめします。高価な刀剣が流通してそうな然るべき入手ルートからの入手であれば高価買取はかなり期待できますよ!
高価買取が期待できる鍔かどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。鑑定書か登録証が無ければ素人では判断がかなり困難ですので、本当に高い価値がある鍔かどうかの判断は専門家に判断う事をおすすめします。鑑定書もなく無銘で錆びのある鍔であってもで「実は高名な刀工の鍔だった」となり、高価買取が実現する可能性が十分にありえるからです。
ですので、家から「鍔」が見つかれば正しい価値を判断するためにも、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!
鍔の買取価格の調べ方
まず、自力で素人が鍔の買取価格を調べる事は不可能と言えます。その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。(当ページの前半に鍔の買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見て鍔の買取価格が算出できそうか試してみてください。)
しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でも鍔の買取価格を簡単に特定する事が可能です。
このページでは鍔に関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。
メール査定における刀剣の撮影方法
※さっくりとメール査定で刀剣の買取価格を知りたい方はまずは上記にもあるこちらの骨董品の買取価格を調べる方法を参考にしてください。
では、刀剣の買取価格を教えてもらうための重要な撮影ポイントは次のようになっています。(※撮影はスマホでOKです)。
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付属品と一緒に撮影共箱があれば一緒に撮影をしましょう。なければ不要です。
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表面の撮影表面を撮影します。その際に銘があれば銘にピントを当てて撮影しましょう。
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裏面の撮影裏面を撮影します。その際に銘があれば銘にピントを当てて撮影しましょう。
撮影ポイントの補足説明
鍔の撮影で気を付ける点は特にはありませんが、「鑑定書」があれば鑑定書も文字が読めるように撮影して置く事をおすすめします。それ以外は特に大丈夫です。
メール査定の基本的な注意点などに関しては次のページでも紹介していますので気になればごらんください。
他の刀剣の種類一覧
鍔以外で当サイトで紹介している刀剣の買取情報は次の通りになります。
掛け軸や絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。