マイセン買取情報の目次
このページではマイセン買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください
マイセンの買取を
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マイセンの買取相場を一覧でご紹介

マイセンの買取価格は作風や歴史、状態によってピンキリですので、まずはできるだけ多くの種類のマイセン買取相場を一覧で紹介していきます。
マイセン買取について流れや方法を知りたい方はこちらの「骨董品買取が初めての方へ」を、おすすめのマイセン買取業者について知りたい方は後述の「マイセン買取におけるおすすめ買取業者について」を参考にしてください。
マイセンの種類 | 状態 | 買取相場 |
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柿右衛門写しカップ&ソーサー(マルコリーニ期) | クラック有 | 8000円~16000円 |
花文コーヒーセット20点 | 箱無し | 10万円~138000円 |
葡萄文プレート(1924年~頃) | 箱無し | 8000円~12000円 |
バラ文トリオカップ&ソーサー | 箱無し | 7500円~14000円 |
透かし皿(コンポート) | 修復跡有 | 4000円~8200円 |
バラ文コーヒーセット22点 | 数点にチップ・ニュウ有 | 55000円~88000円 |
女性像絵皿 | 絵付師サイン有 | 25000円~46000円 |
フィギュリン(1924年~) | 箱無し | 17000円~23000円 |
フィギュリン(1924年以前) | モデラーサイン有 | 12万円~158000円 |
花文ティーポット | 箱無し | 14000円~22000円 |
金彩チュリーン | 修復跡有 | 35000円~50000円 |
マイセンの作品は総じて高額で売れる傾向にありますが、特に「豪華な装飾の品」「アンティークに分類される古いマイセン(オールドマイセン)」などは貴重な品が多く、買取価格も特に高額になるケースも多いです。
では、次は画像と解説付きでマイセンの買取価格についてご紹介します。
マイセンの買取価格例の紹介

では、様々なマイセンの買取価格について紹介します。画像付きでマイセンの買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)
【マイセン】フィギュリン パゴダ人形

こちらは「パゴダ人形」というマイセンのフィギュリンです。1730年頃から作られ続けている歴史ある作品で、マイセン初期に活躍したケンドラーという造型師が作りました。男女が対になっていて、今でも作り続けられているロングセラーです。実はパゴダ人形には大中小のサイズがあり、大サイズは今は作られていません。大きさによって買取相場も異なり、中サイズで大体30万円前後の買取価格が基準になります。
衣装違いのパゴダ人形もあり、貴重な品であれば、更に高額な買取価格になるケースも多いです。また、古いパゴダ人形だとナンバーが手彫りで、骨董品としての価値も十分期待できます。
【マイセン】カップソーサー ヴァイセンシュタイン

こちらは、昔のマイセンで作られた「ヴァイセンシュタイン」というカップソーサーです。マイセンはこうした風景画の絵付けにも定評があり、ヴァイセンシュタイン城の他にも数々の風景画・精密画を手掛けてきました。こちらのカップは1880年頃の作品で現在では作られておらず、アンティークマイセン(オールドマイセン)として価値が期待できる品です。骨董品買取に出された場合だと、買取価格は10~15万円前後が基準になります。
ただ、アンティークの買取査定においては状態の良し悪しも大切なポイントですので、目立つダメージがあれば減額になってしまう可能性が高いのですが、それを差し引いても高価買取が期待できる作品です。
【マイセン】フィギュリン アポローンとダフネ

マイセンはこれまで数々のフィギュリン(磁器人形)を手掛けており、廃盤品で今では入手困難なフィギュリンも多く存在します。
こちらは神話を題材としたフィギュリンで、「アポローンとダフネ」という題が付けられています。こうした神話作品群の大作のみを専門的に手掛けたクリストファー・ゴットフリード・ユッフツェル氏の作品で、大体1870年頃に作られたものです。年代物ですのである程度の劣化はありますが、骨董品買取での買取価格は、大体20万円前後が基準になります。これくらい古いマイセンの作品となると、ある程度の修復跡はかなりの確率で見られます。
フィギュリンの買取詳細は、こちらのフィギュリン買取ページでも紹介していますので、買取の際は参考にしてください。
【マイセン】カップソーサートリオ Aカンテ

こちらは、マイセンの「Aカンテ」という種類の食器です。マイセンの食器の中でも高級な部類で、まるで"A"の文字のように見える金彩模様が特徴です。マイセンのAカンテシリーズは現在でも特注品として入手することが出来、骨董品の枠に入らない近年作のものでも「マイセンの食器」としての価値が評価され、骨董品買取業者でも買取価格が付く場合が多いです。
こちらのAカンテのカップソーサーは、1客あたり1~3万円前後の買取価格が基準になります。
ポットやクリーマーなども含めたティーセットだと、品数や状態にもよりますが、一式30万円前後の買取価格が付くことも珍しくありません。
Aカンテの場合、状態なども買取価格に大きく影響しますが、描かれている花の数も査定ポイントで、花の数が多いほど高価買取も期待できます。
【マイセン】陶板画

「陶板画」とは、陶磁器の板に絵付けを施し焼成した、絵画のような美術品のことを指します。マイセンの他にも様々な磁器窯の陶板画があり、美術品としての価値が期待できる他、古いものだと骨董品としての希少性も評価されます。
こちらは、かつて描かれたマイセンの陶板画で”ボタン剣”と呼ばれる刻印が入っていることから、1850年~1924年の間に作られたものといえます。買取価格は陶板画の大きさ・題材・年代などによって大きく異なりますが、こちらの陶板画だと買取価格は5~10万円前後が基準になります。
マイセンの古い陶板画は様々なものが題材になっており、細密画やカラフルな抽象画などもありますが、現代マイセンでいえば、ハインツ・ヴェルナーが描いた幻想的な陶板画が人気です。現代の陶板画作品でも買取価格が付くものが多いので、一度骨董品買取業者のメール査定を受けられることをおすすめします。
マイセン買取におけるおすすめ買取業者

まず初めに、手間をかけずにマイセンを高く安心に売る為に最も大切なおすすめのマイセン買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめのマイセン買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。
マイセン買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心にマイセンを売ることができます!
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日晃堂
日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。
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福ちゃん
福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。
高価買取が期待できるマイセンの特徴とは?

では、次に高価買取が期待できるマイセンの特徴をご紹介します。これから紹介するポイントに多く該当すると高く売れるマイセンの可能性が上がります。
高価なマイセンの買取価格は非常に期待できるので、後述にあるように条件に合うマイセンがあれば骨董品買取業者等に査定依頼をすることを強くおすすめします!
マイセンのシリーズを確認する

マイセンには「波の戯れ」や「ブルーオニオン」といった様々なシリーズに分類されるのですが、マイセンの買取価格の相場は「何というシリーズのマイセンか」が分かれば、定価をネット検索で調べるだけで高いかどうかがある程度分かります。例えば、「アラビアンナイト」というシリーズのマイセンと分かればそれだけでかなりの高価買取が期待できる事が分かるかと思います。
ただ、かなり古いマイセンだと「シリーズ」という概念自体もなかったり、どういうシリーズのマイセンかは絵柄や造形の特徴から判断する必要がある事から、マイセンのシリーズが分からなければ写真を撮影し骨董品(食器)買取業者に聞くのが一番確実です。
アンティークマイセン(オールドマイセン)かどうか

マイセンのシリーズであってもより古いマイセンの方が高く売れる傾向にあります。特にアンティークマイセンと呼ばれるほど古いマイセンだとより高価買取が期待できるようになります。ただし、アンティークマイセンと部類されるにはどれくらい古いマイセンかという定義は厳密にはなく、割と個人のさじ加減で決められたりもします。
ただ、ざっくりとした目安を言うと20~30年程前のマイセンからアンティークマイセンと呼ばれたりしますが、専門家はマイセンのバックスタンプ(双剣マーク)で製作年代を判断し、状態も考えた上でアンティークマイセンと呼ぶかどうかを決めたりします。同じように見えるマイセンのロゴでもある「双剣マーク」ですが、年代によって微妙に形が異なります。マイセンの査定に慣れたプロだとこういったところから見抜く事が可能なのです。
付属品の揃い方と状態

マイセンは近年の種類でもアンティークと呼ばれるマイセンであっても、ハイブランド食器な事から基本的には保管用の箱があります。マイセンというブランド食器は一種のコレクターアイテムでもある事から「箱」や「カード」といった付属品が揃っているかだけでも買取価格は異なり、箱などは状態が良いほど買取相場も高くなる傾向にあります。
新品に近い状態の付属品が揃っているか付属品が無いかだけでマイセンの買取価格が倍以上変わることもある程です。
欠損や修復跡の有無などの状態

一部のアンティークや陶板画を除き、マイセンは基本的に”一点もの”ではないので、品物によっては、ある程度の買取価格相場が定まっています。そこで、買取価格に差が出てきやすい点として「欠損や修復跡の有無などの状態」が挙げられます。
マイセンには繊細な装飾が施されていることも多く、割れや欠けが生じてしまったり、スレ・ヒビなどが入ってしまっている作品もあります。そうした欠損やダメージがあると、買取価格が減額になってしまう可能性が高いです。
ですが、その減額を差し引いても高い買取価格になるマイセンも多いので、一度骨董品買取業者に質問してみる価値は十分にあります。また、「取れにくいボンドなどでパーツを貼る」など、一般の方が無理な修繕・修理を行うとかえって価値が下がってしまう場合が多いので、欠け・割れなどのダメージがある場合でも、そのまま買取に出されたほうが良いです。
マイセンを入手した場所がわかるなら・・・

オールドマイセンや特に価値の高いマイセンには偽物や贋作が付きものです。その為、「然るべきルート」から入手されたマイセンかがとても重要です。
然るべきルートを簡単に挙げると、「1.西洋アンティーク収集家のコレクション」や「2.オークションや骨董市等で高い金額で購入」などです。ですので、マイセンを見つけた際にはどういったルートを辿ってここにあるのかが確認できるのであれば確認しておくことをおすすめします。
「お金持ちの知人から譲り受けた(購入した)マイセン」など、いかにも高級品が貰えそうな入手ルートであるほど高価買取はかなり期待できますよ!
高価買取が期待できるマイセンかどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。
ただ、マイセンに関しては種類や装飾ごとに買取相場の差がある他、修繕跡や欠損などによっても買取価格が大きく変わってくるため、価値の判断自体が非常に難しくなっています。そのため、マイセンのフィギュリンや食器などを持っておられるなら、一度は専門家に判断してもらう事をおすすめします。
古そうなマイセンが見つかれば正しい価値を判断するためにも、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!
マイセンの買取価格の調べ方

まず、自力で素人がマイセンの買取価格を調べる事は不可能と言えます。その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。(当ページの前半にマイセンの買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見てマイセンの買取価格が算出できそうか試してみてください。)
しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でもマイセンの買取価格を簡単に特定する事が可能です。
このページではマイセンに関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。
メール査定におけるマイセンの撮影方法

マイセンの撮影については、西洋アンティークTOPで紹介している方法と共通していますので、マイセン買取でメール査定を利用する際にはこちらのページで紹介している西洋アンティークに関する撮影ポイントを参考にしてください
マイセンというと様々なシリーズや形状の食器がありますが、種類は違えど撮影するポイントは大体同じですし、撮影は簡単です。マイセンの買取価格を教えてもらうための重要な撮影ポイントは次のようになっています。(※撮影はスマホでOKです)。
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食器と付属品全景の撮影マイセンの全体写真を撮影します。食器が何枚あり付属品が全部が写るように撮影すれば大丈夫です。
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バックスタンプの撮影食器の裏にあるバックスタンプがあれば撮影します。ティーセットなどのセット品はセットの内の一枚撮影すれば大丈夫です。
撮影ポイントの補足説明
ブランド食器関連に関しては写真は紹介した2種類で大丈夫です。「擦れ」や「スクラッチ」といった劣化に関しては文章で文章で「○○といったダメージが点在している」と送れば大丈夫です。
他に注意する点としてはピントや明暗に少し気を付けるくらいですので、気になる方は次の「骨董品の買取価格を調べる方法」で紹介している撮影方法の基本的なポイントも参考にしてみてください。
マイセンとは?高く売れる?種類は?

このページではマイセンの価値や買取相場についてご紹介してきましたが、ここではマイセンの概要や、高く売れるかどうかをざっくりとご紹介します。
マイセンとは、現在まで300年以上もの歴史がある「ドイツの磁器窯」で「ブランド食器メーカー」です。マイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器を作った窯として知られ、数々の王族貴族に愛された華やかな歴史を持ち、今でも高級食器ブランドとして不動の地位を築いています。
さて、マイセンが高く売れるかですが、「マイセンの種類や状態によりけり」ですが、ブランド食器の買取相場としては基本的に高価買取が期待できます。更に、マイセンの中でも特に古いマイセンはアンティークマイセン(オールドマイセン)と呼ばれ、骨董品としてもかなりの買取価格が期待できます。
マイセンの買取価格についてはこのページでもいくつかご紹介してきましたが、1920年代に作られたマイセンのフィギュリンが単体で200万円以上の価格で取引された実例もあるほどですよ。
マイセンの種類について
また、マイセンの買取価格はシリーズによってある程度の買取相場帯というのもございます。全てではありませんが、マイセンのシリーズは次のような種類があります。
マイセンのシリーズ一覧
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アーモンドの木
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アラビアンナイト
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アルペンフローラ
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インドの華
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インドの鳥
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ウォーターバード
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サマーナイトドリーム
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サマーメドウ
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シノワズリ
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スキャタードフラワー
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スワンサービス
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ドラゴン
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フラワーガーランド
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ブルーオーキッド
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ブルーオニオン
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フローラ
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双剣マーク
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波の戯れ
マイセンは種類によって買取相場も細分化されますが、どれもブランド食器の買取相場としては基本的に高価買取が期待できますので、買取を検討している場合、一度骨董品買取業者の写真査定を利用して価値を確認されておくことをおすすめします。
他の西洋アンティークの種類一覧

マイセン以外で当サイトで紹介している西洋アンティークの買取情報は次の通りになります。
ドールや掛け軸、絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。