エミールガレ買取に関する情報を提供するページ
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ガレ買取情報の目次

このページではガレ買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください

ガレの買取相場を一覧でご紹介

ガレの買取価格例の紹介

エミールガレ作品の買取価格は作風や歴史、状態によってピンキリですので、まずはできるだけ多くの種類のガレ作品の買取相場を一覧で紹介していきます。

ガレの買取について流れや方法を知りたい方はこちらの「骨董品買取が初めての方へ」を、おすすめのガレ買取業者について知りたい方は後述の「ガレ買取におけるおすすめ買取業者についてを参考にしてください。

様々なガレ作品の買取相場一覧リスト
作品の種類 状態 買取相場
ガレ 花文花瓶 陰刻サイン 35000円~42000円
ガレ 金彩花文ソーサー エナメル彩サイン 13000円~20000円
ガレ クレマチス文ランプ 陽刻サイン 23万円~305000円
ガレ 藤文花瓶 陽刻サイン 15000円~25000円
ガレ 風景文花瓶 陰刻サイン 263000円~35万円
ガレ 葡萄文ランプ 陽刻サイン 43000円~55000円
ガレ 楓文ランプ 陽刻サイン 17000円~23000円
ガレ マーガレット文花瓶 陽刻サイン 22万円~325000円
ガレ 風景文陶器製手鉢 サイン有 28000円~41000円
ガレ アイリス文花瓶 陰刻サイン 21万円~355000円
ガレ 風景文花瓶 陽刻サイン 132000円~22万円

このようにガレ作品といえども相場には幅があり、買取価格も作品によって異なります。ガレ作品の買取価格が決まるポイントとしては「状態」「作品の技巧」などがありますが、作品の「年代」によっても大きく変わります(後述で詳しく解説しています)。

では、次は画像と解説付きでガレ作品の買取価格についてご紹介します。

ガレの買取価格例の紹介

ガレの買取価格例の紹介

では、様々なガレの買取価格について紹介します。画像付きでガレの買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)

【ガレ】花文花瓶 第一次工房期作品

【ガレ】花文花瓶 第一次工房期作品
買取価格:80~100万円

こちらは、エミールガレ存命時の花模様の花瓶です。ガラスを型内に吹き込み、その膨らんだ部分に装飾を施す”スフレ技法”を多用して作られた花瓶です。 こちらのガレの花瓶は同じデザインのものが数点残っており、作品の出来栄えで価値が大きく変わってきます。この作品だと、ガレ存命時の貴重な作品であることに加え、凹凸部やコントラストも美しく、買取価格は100万円前後も期待できる作品です。

ただ、ガレ存命時であっても、ガレ自身が作った作品はあまりありません。また、ガレの方針として一般向けの比較的安価な作品も作られていたようですので、年代だけでも買取価格相場は一概にいえません。

【ガレ】ランプ 花蝶文装飾 第一次工房期作品

【ガレ】ランプ 花蝶文装飾 第一次工房期作品
買取価格:60~75万円

こちらも、エミールガレ存命時のランプ作品です。エミールガレは1846年~1904年まで存命し、ガレの没後は奥さんが、さらにその後はガレの娘婿が工房を継いでいます。これらの時代はガレの”工房物”と呼ばれ、価値が高いことで知られ、工房が続く1931年頃の作品までであれば、アンティーク品として高い買取価格も期待できます。

こちらのランプは、被せガラスにエッチングを施した装飾で作られており、買取価格は70万円前後が基準になります。古いアンティークの作品ですので状態によっても買取価格は大幅に変わります。

【ガレ】ランプ 花文装飾 ルーマニア工房作(Tipマーク)

【ガレ】ランプ 花文装飾 ルーマニア工房作(Tipマーク)
買取価格:2~5万円

こちらのランプは、ガレのルーマニア工房で作られたものです。ガレの没後は遺族によって工房が継がれましたが、世界恐慌や流行の推移を受け、1931年に閉鎖しています。その後、当時のガレ工房で働いていたイタリア人の職人がルーマニアに移り住んだ際、ガレの作風を活かした工房を開設します。これが、ガレの「ルーマニア工房」と呼ばれます。

ルーマニア工房の作品には”Tipマーク”という印が付いていて、比較的簡単に見分けることが出来ますが、やはり複製品であることから、ガレの”公式レプリカ”のような存在です。こちらの作品だと、買取価格は大体2万円前後が基準になります。 ガレ本人・遺族経営の代の作品と比べると買取価格はかなり低くなりますが、それでも美術品としての買取価格は期待できます。

【ガレ】ガレ風作品 花瓶

【ガレ】ガレ風作品 花瓶
買取価格:買取不可~数百円

ガレは世界的に人気の高いガラス工芸家ですので、ガレの作風やデザインを模倣した”ガレ風”の作品や、もちろん偽物や贋作も多く存在します。 こちらは、デザインを似せて作られたガレ風の花瓶で、残念ながら骨董品・美術品としての価値は付きません。恐らく、大半の骨董品買取業者では買取不可となるか、買取価格が付いても数百円前後までが基準になります。

ガレ風作品の見分け方は「装飾が稚拙」「ガレではありえない組み合わせのデザイン」など、専門家だと簡単に見分けることが出来ます。専門家以外の方は、「ガレのサインやシールの有無」でとりあえずの真贋を判断され、あとは写真査定などで骨董品買取業者の判断を仰ぐのが確実です。

【ガレ】ランプ 花文作品

【ガレ】ランプ 花文作品
買取価格:買取不可

ガレのガラス工芸品は非常に人気が高く、当時から偽物や贋作が多く出回っていたほどです。もちろん、現在も様々な種類の偽物が存在し、「中国製やチェコなどで作られる偽物」「マークを削り取って、当時の貴重な品に見せかけたもの」などが存在します。 こちらは、ガレを模した偽物のランプです。骨董品的・美術品的価値がないので買取価格は期待できず、ほとんどの骨董品買取業者では買取不可となる品です。
本物か偽物かよく分からないガレ作品を持っておられるなら、骨董品買取業者へ無料写真査定(メール査定)を依頼すると簡単に判別してもらえますので、おすすめの方法です。

ガレ買取におけるおすすめ買取業者

ガレ買取におけるおすすめ買取業者

まず初めに、手間をかけずにガレを高く安心に売る為に最も大切なおすすめのガレ買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめのガレ買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。

ガレ買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心にガレを売ることができます!

  • 日晃堂

    日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。

  • 福ちゃん

    福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。

高価買取が期待できるガレの特徴とは?

高価買取が期待できるガレの特徴とは?

では、次に高価買取が期待できるガレの特徴をご紹介します。エミール・ガレの作品を正確に見抜く事は難しいですが、ある程度であれば誰でも見抜けるポイントもありますので紹介します。

ただし、ガレの買取価格は特定の条件かつ本物であれば非常に高額になりますので、ガレっぽい作品を見つければ後述にあるように骨董品買取業者に査定依頼をすることをおすすめします!

どういったエミールガレの作品か

有名なメーカーのガレかどうか

まず最初に、ガレの買取価格で最も重要なのは「どういったエミールガレの作品かどうか」です。これだけでは全く意味が分からないかと思いますが、ガレの買取においては「どういったエミールガレの作品か」に尽きるので、詳しくご説明します。

「ガレ」と呼ばれる作品は主に後述の6種類に分ける事が出来るのですが、特に高い買取価格が期待できるガレとは後述の「1~3に該当する作品」で、「4」であっても良い買取価格が期待できます。ただし、5と6のガレに関しては買取自体が期待できない可能性があります。

では、6種類のガレ作品についての個別にご紹介します。

1.エミール・ガレ本人の作品(~1904年)

有名なメーカーのガレかどうか

エミールガレ本人が関与している作品は1904年までの「ガレ」作品です。理由は、エミールガレは1904年に白血病により亡くなっており、それ以降はエミール・ガレとは別の人によってガレの工房が運営され、「ガレ作品」が生産されているからです。

エミール・ガレが携わった作品の特徴として「重厚な立体表現」と「複雑な色彩表現」が挙げられますそして、ガレの生前と没後を境に、「ガレ」作品の作風は大きく変わりました。この時のガレの作品の買取価格は非常に高額です。

2.ガレが亡くなった後の工房で作られた作品(~1914年)

有名なメーカーのガレかどうか

エミールガレが亡くなった1904年以降はガレの婦人である「アンリエット・ガレ・グリム夫人」らによってエミールガレの工房は運営は継続され「ガレ作品」が生産されました。この事を「第二期ガレ工房の開設」とも呼ばれています。

エミール・ガレ本人が亡くなってからは作風が変わり、2~3層に重ねられたガラスと浮彫技法が用いられた「カメオ彫」の作品が多く輩出されるようになりました。しかし、1914年から開戦された第一次世界大戦の影響で生産は中止され、この時に第二期ガレ工房は閉鎖されました。この時のガレ作品の買取価格も非常に高額です。

3.ガレが亡くなった後の工房で作られた作品(~1931年)

有名なメーカーのガレかどうか

1918年からエミール・ガレの娘婿である「ポール・ペルドリーゼ」によってガレ工房は再開され、これが「第三期ガレ工房の開設」となります。この時期からガラスを吹き付ける「スフレ技法」が作品に用いられることになりました。

ですが、1931年にはガレ工房は完全に閉鎖されることになり、工房の敷地も売却されました。この時に「エミール・ガレ」作品の生産は終焉を迎えます。この時のガレ作品の買取価格も非常に高額です。


ここまでで、3種類のガレを紹介しましたが、エミールガレの作品としてかなり高い買取価格が期待できるのはこの時代までの「ガレ作品」となります。また、専門家によって「ガレ作品」と呼ばれるのもこの時代までの作品であり、以降に紹介する作品は「ガレ風作品」となってきます。

4.レプリカのガレ(現在)

有名なメーカーのガレかどうか

「レプリカのガレ」とは、エミール・ガレの技法を守り現在も作られている「ガレ風のガラス工芸品」の事で、ルーマニアの工房など3か所工房で現在も生産が行われています。大切な点は、ガレのレプリカは「ガレ」の技法を見事に再現・踏襲しているので「贋作」とは全くの別物だという点です。

きちんと認められている「ガレ風ランプ」という事もあり、「galle Tips」というサインからきちんと見分ける事が可能です。ちなみに、ネットショップやオークションなどでも「ガレの作品」のような触れ込みでが10~30万円位で売られていますが、それはほとんどがこの「レプリカのガレ」の事で、説明文をよく読めば「ルーマニアの工房で見事に再現されたガレ作品です」といった記載が確認できます。

レプリカとはいえ「ガレ」の特徴をうまく再現した質の高い作品ですので、レプリカのガレとはいえ買取で数万円以上からの買取価格が十分に期待できます。

5.ガレの贋作

有名なメーカーのガレかどうか

「ガレの作品」は驚くほど贋作であふれています。「レプリカのガレ」と大きく違う点はガレの技法や作風意思を無視された仕上がりで、サインも一応は本物に寄せているという点です。中国・チェコ・ルーマニアで贋作は製造されています。

ガレの贋作は本物のガレの作風や技法、サインを比べていかに違うかを見比べるて見抜くのですが、分かりやすい贋作の見抜き方が一つあり、ガレのサインの位置が作品の上半分に有るかどうかです。本物のガレ作品は基本的にサインが下の方に書かれていますので、上半分にサインがあれば高確率で贋作といえるのです。

6.ガレ風作品

有名なメーカーのガレかどうか

「ガレ風作品」とは、アール・ヌーヴォーのデザインを取り入れ、ガレの作品っぽい雰囲気に寄せた作品の事です。ガレのレプリカや贋作とは違い商品説明の時点からガレとは一切明記等もされてなく、サインもありません。

使用されている素材や技法も本物と比べると全然異なりますが、質の良いガレ風作品は素人では見分ける事が困難なものもありますよ。


4~6までいわゆる「ガレ風作品」となりますが、これらも「ガレ」と呼称されて呼ばれることが稀にあります。ですが、「4のレプリカのガレ」に関しては買取価格が期待できますが、「5と6の贋作やガレ風作品」となると買取価格は期待できなくなります。

ここまで6種のガレ作品を紹介しましたが、素人が見分けるポイントはやはり「サイン」です。ガレのサインが確認できれば「ガレの本物か贋作」、サインに「TIPS」が入っていれば「4.レプリカのガレ」、サインが無ければ「6.ガレ風作品」とまでは見抜くことが可能です。ただし、ガレの本物か贋作かは「サインの位置」以外で素人が見抜く事は困難なので、これ以降に関しては骨董品買取業者と言った専門家に一度画像を送るなりして確認することをおすすめします。

ガレを入手した場所がわかるなら・・・

ガレを入手した場所がわかるなら・・・

価値が非常に高いガレの作品は贋作も非常に多く出回っています。その為、ガレの作品は「然るべきルート」から入手されたガレかどうかがとても重要なのです

然るべきルートを簡単に挙げると、「1.西洋アンティーク収集家のコレクション」「2.ガラス専門店等で購入したガレ」などです。ですので、ガレを見つけた際にはどういったルートを辿ってここにあるのかが確認できるのであれば確認しておくことをおすすめします。

いかにも高級品が手に入りそうな納得の入手ルートであるほど本物のガレの確立も上がりかなりの高価買取が期待できるようになります!


高価買取が期待できるガレかどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。他にも「状態」や「付属品の有無」などが買取価格に影響することがありますが、とにかく「ガレの買取においては本物かレプリカか贋作のどれに該当するかが重要です。

ある程度であればガレの作品を見抜く事は可能ですが、正確にガレの買取価格を判断するためにもガレっぽい作品を見つけたら、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!

ガレの買取価格の調べ方

ガレの定義とガレの種類

まず、自力で素人がガレの買取価格を調べる事は不可能と言えます。その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。(当ページの前半にガレの買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見てガレの買取価格が算出できそうか試してみてください。)

しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でもガレの買取価格を簡単に特定する事が可能です。

このページではガレに関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。

メール査定におけるガレの撮影方法

メール査定におけるガレの撮影方法

「ガレ」の撮影ポイントは西洋アンティークTOPで紹介している方法と共通していますので、「ガレ」の買取でメール査定を利用する際にはこちらのページでも紹介している西洋アンティーク全般で共通する撮影ポイントを参考にしてください。

「ガレ」とは?高く売れる?種類は?

ガレとは?高く売れる?種類は?

このページでは【ガレ】の価値や概要をご紹介してきましたが、端的に「ガレ」について説明しますと西洋アンティークでも特に有名な「ガレ」とはフランスの有名な工芸家「エミール・ガレ」にの作品全般の事を指します。

ただし、「ガレの作品」とは言っても少々事情が複雑となっており、詳しくは前述の「高価買取が期待できるガレの特徴とは?」の項でご紹介していますので、そちらも参考にしてください。また、「ガレ」というと似た作品として「ドーム」が挙げられますがこの二つは全くの別物です。(ドームについてはこちら)
そして、西洋アンティークでも特に有名な「ガレ」の買取価格についてですが、シンプルに高く売れます。状態にもよりますが、「エミール・ガレの作品」は見つけ次第高く売れると考えても大丈夫なレベルです。

どれだけ「ガレ」の作品が高く売れるかですが、良いものであれば1000万円以上での買取も期待できる程で、オークション会場でも2000万円以上の値段で落札された事もあります。(世界中探せばもっと高額な落札結果もあるでしょう)

とはいえ、ガレであってもここまで高額な買取価格になる事はかなり珍しいですが、エミールガレの作品であれば数十万円単位での買取価格は十分に期待してもよいでしょう。

また、後述にもありますが「ガレのレプリカ」であったとしても買取価格は期待できないことはありません。ガレのレプリカは作品の質が良く、決して安い作品ではないので数万円単位での買取価格も期待できますよ。ただし、「贋作」と「ガレ風作品」となるとさすがに買取価格は期待できません・・・(詳しくはこちらを参考にしてください)

ですが本物だと非常に高く売れる可能性も高いので、ガレのような作品を見つけたら骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!

他の西洋アンティークの種類一覧

西洋アンティークの種類一覧

ガレ以外で当サイトで紹介している西洋アンティークの買取情報は次の通りになります。

ドールや掛け軸、絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。

骨董品買取業者が買取する西洋アンティークの種類一覧

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