アールデコ買取に関する情報を提供するページ
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アールデコ買取情報の目次

このページではアールデコ買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください

「アールデコ」とは?高く売れる?

アールデコとは?高く売れる?種類は?

まず最初に【アールデコ】について概要や高く売れるのかをご紹介します。

「アールデコ」とは20世紀初頭の第一次世界大戦(1914年)頃から1930年代頃までに流行した芸術様式(デザイン)の事で、1925年のパリ万博をきっかけに世界的ブームへと発展しましたす。

似たような言葉で「アール・ヌーヴォー」がありますが【アールデコ】とは全く別物で、「アール・ヌーヴォー」から「アール・デコ」へと流行が移動したという形になります。その為からか、「アール・デコ」は「アール・ヌーヴォー」とよく対比されて紹介されます。

芸術に興味が薄い方にとっては「アールデコ」と聞いてもデザインはピンとこないかもしれませんが、「アールデコ」のデザイン的な特徴は見比べれば判別することが可能です。

アール・デコの特徴とは「1.幾何学的な模様をモチーフとし」とし、「2.造形が直線的」であり、「3.装飾が薄く、機能的・実用的なフォルム」を感じるデザインという点です。これに対して、アール・ヌーボーの特徴は「1.花や植物、昆虫などの有機物をモチーフ」とし、「2.造形が曲線的」であり、「3.優美な雰囲気」を感じるデザインという点ですが、これらの違いからもアール・ヌーヴォーとアールデコでは、真逆と言って良いほどデザインの方針が違う事が分かるかと思います。

アール・デコが流行るきっかけは1914年に開戦された「第一次世界大戦」の影響が大きいとされています。第一次世界大戦に勃発頃から、複雑な形状の商品ではなくより大量生産可能な商品が出回りました。この事から、大衆の興味は「複雑で優雅なデザイン」よりも「機能的でシンプルなデザイン」の方へ魅かれるようになっていき、「アールデコ」の特徴をもった作品が評価されていくことになります。

では、「アールデコ」の買取価格について高く売れるかどうかですが、作者や作品の仕上がり次第でピンからキリまであり、一概には言えません。

アール・デコは芸術様式に沿って作られた作品すべてが「アールデコ作品」に該当するため、「無名作家のアールデコ作品」であれば買取を断られる事も珍しくはありませんし、一方でアールデコを代表するガラス工芸家の一人「ルネ・ラリック」の作品であれば数十万円~数百万円以上の買取価格も期待できます。

では、「アールデコがどれくらいの価格で買取されるのか」、「高く売ることができるアールデコの特徴」についてなど、アールデコの買取情報をご紹介していきますので、アール・デコ作品を見つけた際には是非参考にしてください。

アールデコの買取価格例の紹介

アールデコの買取価格例の紹介

では、様々なアールデコの買取価格について紹介します。画像付きでアールデコの買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)

【アールデコ】ルネ・ラリック 花瓶

【アールデコ】 ルネ・ラリック 花瓶
買取価格:18~23万円

「ルネ・ラリック」は、アールヌーヴォーとアールデコ両方の時代で活躍した芸術家です。 ジュエリー作家として活動していた頃はアールヌーヴォーの優れたデザインで有名になり、アールデコが流行した時代はガラス工芸家に転身し、数々の作品を創出しました。 こちらは、ルネ・ラリックの花瓶で、骨董品買取に出された場合、大体20万円前後の買取価格が相場になります。

ラリックの会社は現在も続いていて、作品や年代で買取価格相場は変わりますが、どの品でもある程度の買取価格は期待できます。

【アールデコ】アルジー・ルソー ペンダントトップ

【アールデコ】アルジー・ルソー パート・ド・ヴェール製法 ペンダントトップ
買取価格:1~2万円

アールデコ期のガラス工芸家といえば、「アルジー・ルソー」も有名です。粉末ガラスを型の中で溶解して成型する「パート・ド・ヴェール」という技法に優れた作家ですが、世界恐慌の煽りを受け、会社は1931年に倒産してしまっています。 こちらは、アルジー・ルソーのペンダントトップで、骨董品買取での相場は2万円前後が基準になります。ラリックと比較すると全体的に買取相場は控えめですが、品によっては8万円前後までの買取価格も期待できます。

【アールデコ】シュナイダー兄弟 ランプ

【アールデコ】シュナイダー兄弟 ランプ
買取価格:6~8万円

「シュナイダー兄弟」は、ガラス工芸で有名なドーム兄弟の元で働いていた作家で、その後独立し、多くのガラス工芸品を残しました。ちょうどアールヌーヴォーからアールデコへの過渡期に活躍していた作家で、初期はアールデコの意匠を採用したものが多かったのですが、1930年頃には次第にアールデコの意匠へ切り替えています。 こちらは、シュナイダー兄弟のランプで、買取価格は6万円前後が基準です。

【アールデコ】ジャン・ピュイフォルカ 純銀製カトラリーセット

【アールデコ】ジャン・ピュイフォルカ 純銀製カトラリーセット
買取価格:8~12万円

フランスのアールデコにおいて、”最も重要な銀細工師”とされているのが「ジャン・ピュイフォルカ」です。工房”ピュイフォルカ”は、現在はエルメスの傘下にあり、日本でも非常に人気が高いブランドです。 こちらは、ピュイフォルカ工房のカトラリーセットで、大体10万円前後の買取価格が期待できます。ピュイフォルカはアンティーク作品ももちろん高い価値がありますが、現行品でもある程度の買取価格が付く場合も多いです。

【アールデコ】赤頭巾 高野三三男画

【アールデコ】赤頭巾 高野三三男画
買取価格:5~8万円

アールデコの作家は、フランスだけでなく日本からも多く輩出されました。そもそも、アールデコは日本の美術から影響を受けたとされる側面もあり、日本人の感性と相性が良いのでしょう。 こちらは、日本人画家「高野三三男(こうのみさお)」の「赤頭巾」という題の絵画です。高野三三男はフランスと日本の両方で活躍したアールデコ様式の画家で、フランス政府が絵画を買い上げるほどの画力を持っていました。作品によって期待できる買取価格は異なりますが、こちらの絵画だと5~8万円前後が買取相場として期待できます。

アールデコ買取におけるおすすめ買取業者

アールデコ買取におけるおすすめ買取業者

まず初めに、手間をかけずにアールデコを高く安心に売る為に最も大切なおすすめのアールデコ買取業者をご紹介します。買取業界において「おすすめのアールデコ買取業者=おすすめ骨董品買取業者」ですので、当サイトで紹介しているおすすめ骨董品買取業者を参考にしてください。

アールデコ買取においても買取業者の選択さえ間違えなければ、手間いらずで高く安心にアールデコを売ることができます!

  • 日晃堂

    日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。

  • 福ちゃん

    福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めるてるのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。

高価買取が期待できるアール・デコの特徴とは?

高価買取が期待できるアールデコの特徴とは?

では、次に高価買取が期待できるアールデコ作品の特徴をご紹介します。アールデコ作品の買取価格を正確に見抜く事は難しいですが、高価買取が期待できるかどうかであれば誰でも見抜けるポイントもありますので紹介します。

ただし、アールデコの買取価格は特定の条件かつ本物であれば非常に高額になりますので、アールデコっぽい作品を見つければ後述にあるように骨董品買取業者に査定依頼することをおすすめします!

作家の作品かどうか

作家の作品かどうか

「アール・デコ」とは芸術様式(デザイン)の名称なので有名な作家が手掛けた作品かどうかが大きくアール・デコ作品の買取価格に影響します。ガラス工芸品・ランプ・家具各種など様々な作品の種類がありますが、種類を問わず作家の作品かどうかが重要なので作家のサインがあるかを確認しましょう。

サインが見つかれば作家まで特定できれば理想ですが、サインを読むのは難しいのでサインの有無を確認するだけでも十分です。また、稀に「サインのがないけれど作家の作品」という事もありますが、この辺に関しては骨董品買取業者といった専門家に写真を送り査定依頼をすると買取価格とセットで教えてもらう事も可能です。

作品のサイズが大きい方が高い傾向にある

作品のサイズが大きい方が高い傾向にある

骨董品買取におけるアール・デコ作品はランプといったガラス工芸品が多いのですが、作品のサイズは大きいほど買取価格も高くなる傾向にあります。

同じ作家の作品で合っても人気の作風や細工の精巧具合、素材の違いによって買取価格は変動しますが、サイズが大きい作品は素材の量や製作時間の長さの関係から手の込んだ作品の傾向にある事から買取価格もが期待できるといえます。

家具ではない

家具ではない

アールデコ作品の種類には「ガラス工芸品」「絵画」「家具」「建造物」など様々ありますが、中でもアールデコの家具に関しては買取価格がつきづらい傾向にあります。その理由としては「家具は使用頻度や保管の難しさからの劣化」が挙げられます。

ただし、家具だから絶対に安いというわけではなくサイン等から「有名な作家(メーカー)によって作られた家具」や「著名人が使用していた家具」であれば高い買取価格も期待できます。ただし、こういった作家(メーカー)や著名人に関連する事情の無いアールデコ作品の家具となると買取価格はあまり期待できない傾向にあります。

アールデコを入手した場所がわかるなら・・・

アールデコを入手した場所がわかるなら・・・

高価なアールデコの作品かどうかを判断するのに最も楽かつ効果的な確認ポイントは「然るべきルート」から入手されたアールデコかどうかと言えます。

然るべきルートを簡単に挙げると、「1.西洋アンティーク収集家のコレクション」「2.かつて専門店で購入したアールデコ作品」などです。「アールデコ作品」と一概にいえど、「形状」や「作家」、「種類」や「年代」まで言うと品物が非常に多岐に渡るため、アールデコの作品を見つけた際にはどういったルートを辿ってここにあるのかを確認することがおすすめの方法なのです。

いかにも高級品が手に入りそうな納得の入手ルートであるほど高く売れるアールデコ作品という確立も上がり、かなりの高価買取が期待できるようになります!


高価買取が期待できるアールデコ作品かどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。他にも「状態」や「付属品の有無」などが買取価格に影響することがありますが、とにかくアールデコ作品の買取においては作家物かどうかが重要です。

ですが、正確にアールデコの買取価格を判断するためにもアールデコっぽい作品を見つけたら、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!

アールデコの買取価格の調べ方

アールデコの定義とアールデコの種類

まず、自力で素人がアールデコの買取価格を調べる事は不可能と言えます。その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。(当ページの前半にアールデコの買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見てアールデコの買取価格が算出できそうか試してみてください。)

しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でもアールデコの買取価格を簡単に特定する事が可能です。

このページではアールデコに関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。

メール査定におけるアールデコの撮影方法

メール査定におけるアールデコの撮影方法

「アールデコ」の撮影ポイントはガラス工芸品であれば西洋アンティークTOPで紹介している方法と共通していますので、「アールデコ」の買取でメール査定を利用する際にはこちらのページでも紹介している西洋アンティーク全般で共通する撮影ポイントを参考にしてください。

もし、絵画等ガラス工芸品以外であれば画面右上のメニューから該当する商品カテゴリページを参考にしてください。

他の西洋アンティークの種類一覧

西洋アンティークの種類一覧

アールデコ以外で当サイトで紹介している西洋アンティークの買取情報は次の通りになります。

ドールや掛け軸、絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。

骨董品買取業者が買取する西洋アンティークの種類一覧

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