五月人形買取情報の目次
このページでは五月人形買取に関する様々な情報をご紹介するのですが、情報量がかなり多くなりますので次の目次を参考にしてください
五月人形の買取を
依頼する為に(目次)
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五月人形とは?高く売れる?種類は?

まず最初に【五月人形】の価値や概要をまとめますが、五月人形とは、「5月5日端午の節句に飾る人形」のことです。
五月人形の種類の中には、まず若武者などの「五月人形(武者人形)」の他、兜だけが飾りになっている「兜飾り」、そして鎧が飾りになっている「鎧飾り」の3種類があります。
ブランドや作家、状態等によってそれぞれ買取価格も大きく異なりますが、価値ある作品だと仮定した場合、鎧飾りには平均的に良い買取価格が付きやすくなっています。
ただ、そもそもの五月人形の買取価格についてですが、基本的に五月人形は、高く売れる種類は少ない傾向にあります。
五月人形の文化として「一人の子ども、あるいは一家に一体(1セット)の五月人形」というのが原則としてあり、所説ありますが、基本的に中古の五月人形は縁起物としての需要がないことも、理由のひとつに挙げられます。
けれども、「江戸時代など古い時代に作られ、骨董品として価値のある五月人形」「有名な人形司や甲冑師が手掛けた五月人形」「メーカー(ブランド)としての価値が高い五月人形」など、きちんと買取価格がつく五月人形もありますので、五月人形の処分を考えておられる場合、捨ててしまうよりもまずは買取を検討することをおすすめします。
また、それほど有名でない作品であっても、買取価格が数千円単位で付くことも多いです。
では、実際に「五月人形がどれくらいの価格で買取されるのか」、「高く売ることができる五月人形の特徴」についてなどなど、様々な五月人形の買取情報をご紹介します。
五月人形の買取価格例の紹介

では、様々な五月人形の買取価格について紹介します。画像付きで五月人形の買取例を挙げて紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※なんでも鑑定団のような評価額や鑑定価値と買取価格は全くの別物で、評価額は買取価格よりもはるかに高い金額が算出されます。)
【五月人形】伊東久重作

伊東久重とは、京都で活躍する有職御人形司です。伊藤家は300年以上もの歴史を持つ人形司の家系で、皇室から人形の注文を受けることも多くありました。 こちらは、伊東久重の作品の五月人形「桃太郎」です。通常使用されていた品ですので相応の劣化はありますが、骨董品買取に出される場合だと、大体3~5万円前後の買取価格が基準になります。
【五月人形】兜飾り

こちらは、節句に飾る「兜飾り」です。兜飾りは、一定の種類だけでなく”伊達政宗の着用兜”を再現したものなどバリエーションに富んでいて、それぞれで買取価格も異なります。 こちらの兜飾りだと、特別有名な作品ではなく、かつ近年に作られていて骨董品としての価値がないことから、買取価格は1000円~5000円前後が基準になります。
【五月人形】リヤドロ 若武者人形 世界限定3500体作品

こちらは「リヤドロ」というブランドの磁器製の五月人形です。磁器製の節句の品は最近人気が高く、リヤドロの他にも「ノリタケ」などのブランド食器のメーカーが手掛けています。
近年の作品なので骨董品としての価値はありませんが、こうした人気の高いブランドやメーカー品の五月人形だと、買取価格が付く可能性があります。
こちらの五月人形だと、買取価格は大体3~5万円前後が期待できます。こちらの青色の五月人形は、通常品のセカンドバージョンで世界限定3500体の作品なので、こうした点も高評価に繋がりやすいです。
【五月人形】鎧飾り 平安豊久作

兜飾り・鎧飾りは、かつての武将によって奉納された兜や鎧が残っており、それらを参考にして作られています。様式によって江戸甲冑・京甲冑・新型甲冑に分けることが出来ますが、この違いによって買取価格相場が違うわけではなく「装飾の豪華さ」「人気の武将の甲冑を再現したもの」などによって人気が異なり、買取価格も変わってきます。
また、兜や鎧を作る職人を「甲冑師」といい、その甲冑師の知名度によっても、鎧飾り・兜飾りの買取価格が変わります。こちらは平安豊久が手掛けた鎧飾りで、買取価格は5000円前後が基準になります。
【五月人形】丸平人形 大木平蔵作

こちらは、丸平の大木平蔵が手掛けた、馬の五月人形です。丸平はかつて内国勧業博覧会にて明治天皇の人形を飾り、それを見た明治天皇ご本人が微笑んだ、という話が残っています。また、百貨店の三越と組んだことで、沢山の資産家や名家の目に留まったとも言われています。
こちらは骨董品買取に出されるとすれば、大体10万円前後の買取価格が基準になります。丸平の五月人形も種類や状態によってピンキリですので、一度骨董品買取業者のメール査定を受けられることをおすすめします。
高価買取が期待できる五月人形の特徴とは?

では、次に高価買取が期待できる五月人形の特徴をご紹介します。これから紹介するポイントに多く該当すると高く売れる五月人形の可能性が上がります。
但し、五月人形の買取価格は当たれば非常に高額になりますので、古そうな五月人形が見つかれば、後述にあるように骨董品買取業者に査定依頼をすることをおすすめします!
”価値の高い種類”の五月人形かどうか

五月人形は、基本的に「五月人形(武者人形などの人形類)」「兜飾り」「鎧飾り」の3つに分けられます。ただ、高く売れる条件でこの種類はあまり関係なく、まず「作家物」かどうかが非常に大切なポイントになってきますので、作家やメーカーのサインや銘を探しましょう。
ただ、五月人形の場合は「武者人形は人形司」「鎧飾りは甲冑師」など、それぞれ担当している工芸家のジャンルが異なる事から、挙げていくとキリがないため、作家のやメーカーのサインや銘が見つかれば撮影して骨董品買取業者に写真で査定してもらえば大丈夫です。
また、「有名な人形司やメーカー、甲冑師」の作品以外にも買取価格が付きやすい五月人形の傾向を挙げるとすると、「1.江戸時代に作られた五月人形」といった骨董品的価値が高いものや「2.名家の○○家が所持していた五月人形」、「3.一部に象牙などの高級素材が使われた五月人形」だと、買取価格も十分に期待できます。
欠損や修復跡の有無などの状態

古い五月人形となると、スレや色褪せなどの劣化や、修理・修繕の跡があるものも多くなります。骨董品となると、ある程度の経年劣化は必然ともいえますが、「欠損」「スレ傷」「塗装などの修復跡」などがあると、買取価格が減額になる可能性が大きいです。
だからといって、一般の方が無理に修繕・修理を行うと更に価値が下がってしまう場合が多いので、ヒビや傷などのダメージがある場合でも、そのまま買取に出されたほうが良いです。
五月人形の付属品の確認

五月人形には、人形本体の他にも「太刀や弓矢などの小道具」「屏風・飾り台」「外箱・内箱」「証明書(保証書)」などが付属されている場合があります。こうした付属品から五月人形の詳細が分かることも多く、査定のポイントになりますので、もしあるならば、全てセットの状態で買取に出されたほうが良いです。
付属品については何となくでも大丈夫なので、高級感があったり歴史を感じるか(古そうかどうか)も確認しておきましょう。
五月人形を入手した場所がわかるなら・・・

骨董品としての五月人形の価値は、専門の査定員のような鑑定眼がないと、なかなか判断が難しくなります。そのため、一般の方が五月人形の価値の有無を判断するにあたり、「然るべきルート」から入手された五月人形かはとても重要です。
然るべきルートを簡単に挙げると、「1.骨董品収集家のコレクション」や「2.こうした節句の風習を大切にする家系だった」などです。ですので、古そうな五月人形を見つけた際には、どういったルートを辿ってここにあるのかが確認できるのであれば確認しておくことをおすすめします。
「旧家から出てきて”良いものだと言われて譲り受けた”五月人形」など、いかにも高級品が貰えそうな入手ルートであるほど高価買取は期待できますよ!
高価買取が期待できる五月人形かどうかを判別する簡単なポイントはこんな感じです。
ただ、五月人形に関しては種類ごとに買取相場の差がある他、修繕跡や欠損などによっても買取価格が変わるため、価値の判断自体が非常に難しくなっています。そのため「古くて価値の高そうな五月人形」や「良いメーカー・人形司の五月人形」を持っておられるなら、一度は専門家に判断してもらう事をおすすめします。
古そうな五月人形が見つかれば、正しい価値を判断するためにも、無料かつ業者が推奨しているので次の方法で骨董品買取業者の専門家に無料査定を依頼することをおすすめします!
五月人形の買取価格の調べ方

まず、自力で素人が五月人形の買取価格を調べる事は不可能と言えます。その理由は「作品知識」と「最新の相場」を知っている必要がある、つまりはオークションや骨董市等に出入りしているような人や学芸員でなければわからないからです。(当ページの前半に五月人形の買取価格例の一覧と解説がありますので、そこを見て五月人形の買取価格が算出できそうか試してみてください。)
しかし、写真によるメール査定を活用する事で素人でも五月人形の買取価格を簡単に特定する事が可能です。
このページでは五月人形に関する撮影ポイントを紹介していますが、メール査定の方法や基本的な撮影方法、相見積もりの取り方については次のページも参考にしてください。
メール査定における五月人形の撮影方法

五月人形は様々なメーカーから販売され、「兜飾り」「鎧飾り」などの種類に分かれますが、撮影するポイントは大体同じです。五月人形の買取価格を教えてもらうための重要な撮影ポイントは次を参考にしてください。(※撮影はスマホでOKです)。
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五月人形と付属品全景の撮影五月人形を並べて全体写真を撮影します。付属品があれば一緒に撮影し、ライターなどと一緒に撮影してサイズが分かるようにするのも良いですね。
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札や箱等のサインを撮影全体画像にもあるような札や箱にメーカーや作家を特定するサインが入っているので、それを読めるようにピントを合わせて撮影しましょう
撮影ポイントの補足説明
五月人形に関しては「サイズ」と「全体の造形」、「メーカー(作家)」がとりあえず判断できればOKです。状態に関しては大きな劣化でなければ文章で「○○といったダメージがある」と送れば大丈夫です。
ただし、リヤドロが作ったフィギュリンの五月人形に関してはこちらのフィギュリンページの撮影方法を参考にしてください。他に注意する点としてはピントや明暗に少し気を付けるくらいですので、気になる方は次の「骨董品の買取価格を調べる方法」で紹介している撮影方法の基本的なポイントも参考にしてみてください。
他のドール(人形)の種類一覧

五月人形以外で当サイトで紹介しているドール(人形)の買取情報は次の通りになります。
掛け軸、絵画、象牙、刀剣、珊瑚製品など様々な骨董品に関しても幅広く紹介していますので骨董品買取の際にはそちらも是非参考にしてください。