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金重陶陽情報の目次

このページでは次のように金重陶陽の情報を紹介します

金重陶陽作品の買取相場例一覧

人間国宝金重陶陽作品の買取相場例一覧

当サイトは【骨董品・古美術買取ガイド】と名乗っている事もありますので、まずは金重陶陽作品の買取相場から紹介したいと思います。

「人間国宝である金重陶陽の作品」と言っても、茶碗や水指、徳利など幅広い種類の作品があり、状態や作風によっても買取相場は異なります。

ですので、まずは過去の金重陶陽作品の取引事例を基に、様々な「金重陶陽」の作品がどれくらいの買取価格になるのかをご紹介します。

金重陶陽作品の買取相場一覧
作品 状態 買取相場
金重陶陽作:備前焼大皿(高さ6.2cm・幅23.5cm) 良好/在印銘/共箱 31000円~55000円
金重陶陽作:備前焼花入(高さ25.7cm・幅11.4cm) 直し有/在印銘/書付箱 29000円~58000円
金重陶陽作:備前焼湯呑(高さ9.6cm・幅7.5cm) 良好/在印銘/共箱 11000円~23000円
金重陶陽作:備前焼徳利(高さ11.8cm・幅8.5cm) 良好/在印銘/共箱 68000円~89000円
金重陶陽作:備前焼水指(高さ14.8cm・幅17.5cm) 良好/在印銘/共箱・書付有 110万円~170万円
金重陶陽作:備前焼茶碗(高さ8.4cm・幅13.3cm) 良好/在印銘/共箱 35万円~62万円
金重陶陽作:備前焼花入(高さ25.2cm・幅12.4cm) 良好/在印銘/共箱 68000円~11万円
金重陶陽作:備前焼ひだすき皿(高さ6cm・幅30.5cm) 良好/在印銘/共箱 57000円~70000円
金重陶陽作:備前焼水指(高さ18.3cm・幅18.7cm) 良好/在印銘/共箱・書付有 13万円~30万円
金重陶陽作:備前焼湯呑(高さ9.4cm・幅7.5cm) 良好/在印銘/共箱 22000円~58000円

金重陶陽作品
買取相場補足情報

人間国宝である金重陶陽作品の買取相場は、状態がよければ概ね1万円以上の買取相場は十分に期待できるでしょう。金重陶陽作品は物によって買取相場にかなり開きがあり、1万円前後の買取相場のものもあれば、100万円を超える買取相場の作品もあります。

鑑定書や書付が付いた作品や、緋襷という備前焼の柄が美しく出ていて観賞価値が高いものだと買取相場も高額になる傾向にありますが、特に金重陶陽の場合は掻き銘で制作時期を特定できるケースがあり、そうした点によっても買取相場が違ってきます。

そして、過去の取引事例から考えると、特に高い金重陶陽作品は単体で100万円~200万円程の買取価格が期待できる作品もあります。

ですが、素人が一見して金重陶陽作品の買取相場を算出することは難しいので、手軽かつ正確に人間国宝金重陶陽作品の買取価格を調べる方法も紹介しておきます。

金重陶陽作品の正確な買取価格の調べ方

金重陶陽作品の正確な買取価格の調べ方

金重陶陽作品の買取価格例をいくつか紹介しましたが、個人でも簡単かつ正確に金重陶陽作品の買取価格を調べる方法があります。

それは、骨董品買取業者の無料メール査定を活用する事で金重陶陽の買取価格を簡単に特定できます。

WEB査定におすすめの骨董品買取業者は次の業者を参考にしてください。

  • 日晃堂

    日晃堂は骨董品と食器を専門的に買取している買取業者です。骨董品の幅広い種類に応じて専門的に見れる査定士を揃え、世界に広げている販路が強みで、骨董品買取では特におすすめしている買取業者です。

  • 福ちゃん

    福ちゃんは中尾彬さんと池波志乃さんが広告塔を務めているのが印象的。福ちゃんは総合買取業者ですが、骨董品買取には専門的に力を入れており、総合買取業者としての強みを活かしたイチオシ買取業者です。

金重陶陽について

金重陶陽について

金重陶陽は1896年1月3日に岡山県にて生まれた陶芸家であり、備前焼の分野にて重要無形文化財保持者の一人として人間国宝に認定されています。

では、概要はここまでにして金重陶陽という陶芸家がどういう人物だったのかをまとめてご紹介いたします。

人間国宝「金重陶陽(かねしげとうよう)」とは?

金重陶陽は、1869年金重楳陽の長男として岡山県備前市伊部に生まれ、本名を勇といいます。

陶陽の生まれた金重家は、備前焼窯元の中でも窯元六姓(金重・木村・森・頓宮・寺見・大饗)のひとつ。窯元六姓とは、江戸時代に藩の保護・統制を受けた伝統ある備前焼きを代表する窯元で備前六姓とも呼ばれます。

その六窯元に数えられる金重家の長男として生まれた金重は、幼いころから陶芸に興味を持ち、5歳の時にはすでに土いじりを始めていたといいます。11歳ではカメ、カブトなどの細工物を博覧会に出品し、受賞しています。

1910年、伊部尋常小学校高等科を卒業した14歳の陶陽は、父の楳陽に師事し作陶の道へと本格的に歩み始めます。当初は、細工物を作っていた陶陽。備前焼の装飾の少ない土の風合いを生かした茶器などとは対照的な、細部まで作り込まれた繊細な細工物を多く製作しています。

1928年には、備前飛獅子置物、彩色備前鬼瓦に鳩置物を天皇陛下に献上しました。そのころより自らも表千家流に入門し茶道具の基本を学び始めた陶陽は、茶道の魅力とともに、古備前の豪快さや侘びた美しさに傾倒し、作陶の主題は細工物から茶陶へと移行していきます。

1942年には、川喜田半泥子、荒川豊蔵、10代三輪休雪とからひね会を結成し、伝統を守りつつも常に新しいことに挑戦していた金重陶陽は、1952年、56歳の時に備前焼の無形文化財記録保持者に認定され、備前焼初の人間国宝となりました。

備前焼を再興させることに成功した「備前焼中興の祖」

江戸時代、窯元六姓などの体制を整えられるほど栄えていた備前焼きですが、江戸中期以降や伊万里焼や九谷焼などの人気に押され、特に明治から昭和にかけての時代は苦しい局面を迎えていました。

しかしながら、陶陽の人間国宝の認定をきっかけに注目を集めるようになり、現在の繁栄に繋がります。備前焼を再興させることに成功した陶陽は「備前焼中興の祖」とも呼ばれ、多くの弟子を持ち、その弟子の中からも10代三輪休雪をはじめとして人間国宝が誕生しています。

備前焼の評価を高めた陶陽の茶碗はもちろん、若い時に得意とした細工物もその繊細で動きある圧倒的な存在感は、今なお人々を魅了してやみません。

作家情報の一覧

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種類別で紹介!骨董品の買取情報

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